今日はナイターで西脇スクールを行ないました!
スクールの前にはいつも一緒にゲームをやっているのですが、今日は腰痛がひどくて動けない状態でゲームも出来ませんでした。とても辛かったのですが今は回復させる事だけに集中をしたいと思っています。体が動かないならば頭を動かさそう!心を動かそう!って事で今日もがんばるようにしました!
自分にとって起こる全ての出来事は今の自分にとって必ず必要である。自分はそう考えています!だから運が悪いとか、そういった発想はしません。今、自分が腰痛で動けない事が何かを気付かせてくれる時だと信じてやります。実際、今日は動かない、動けないからこそ分かった事もあったと思います。子供達の表情まで細かく観る事が出来ました。元気な時の自分のほうが見逃していたような些細な事まで目配り出来ました。意味があったんだと思います。だからこそ今日という日も今日も大切にしようと思いました。子供達がどれだけ前向きにやれるか?どれだけチャレンジ出来るか?どんな事を獲得出来るか?考えるようにしました。
自分はスクールの小学生に対して『自分で考える・自分で発見する』事を目的にしています。
成功、失敗での判断ではなく『どうやって成功させたか?何が足りない失敗か?』が分かるようになってほしいのです。自分が指導をしている間に一人の人間として立派にさせる、とかではなく『この時代の経験を活かして先に向かってほしい』という願いを持っています。チームとして活動していない事もあります。個々の成長を願い、個々の成果を一緒に喜べるようになりたいと思っています。目に見える技術が上達する事も本当に大事な事ですが、それだけではなく内面の変化、考え方の変化、成長はもっともっと大事な事です。みんながずっとサッカーという種目をやり続ける訳ではありません。でも、人間として大切な考え方を知っておけば何をやっても自分自身の環境を良くする事が出来るのです。自分はサッカーを通して良い人間が育つ事を知っているので、それを是非とも伝えていきたいと思っています。
スクールは今日は最初にボール集めゲームをしました。勝てる為の努力をどのようにするか?を考えながらやってもらいます。でも、その考えるタイミングはこちらが与える事はしません。子供達が『ちょっと待ってください!』という作戦タイムを要求するまでは自然とやらせます。子供達自身で気付くタイミングを大事にしたいと思います。
次はレベル6キャッチをしました!!
この時も練習はしっかりとやってくれたものの、本番のテストの際に二人組でやるのですが、相手ががんばっている時間に『適当に』見守る子が多かったです。どうしても適当にしてしまうとそういう空気が感染しやすく、『よし、がんばろう!』って気持ちにはなりにくいのです。そこで終わった後に、
『どういう空気ならがんばろうって思えるか?その為の空気をみんなで作ってみようよ!』
という話をしました。うまいとか下手とかではなく、その子その子が出来る最大限の協力をする事でその場の空気って出来上がると思います。がんばるのも楽しむのも全力で、一人一人が自分の為、みんなの為にってやれば最高の場が出来ると思っています。記録を更新したり、誰かが代表に選ばれる事もあると思うけど、それはいつもその場で一緒にがんばるみんなの成果だと喜ぶべきだと思うのです。だから、そんな誰かの為に、みんながんばろうって話をしました。
子供に注意をする時って、例えば二人組で集中出来ていない子がいた時にでも『おい!集中しろ!!』って言ってしまう指導者や大人が多いと思います。
でも、注意された子供には『どうしてなのか?』が分からないのです。だから、自分はこうしてその場すぐにその事に注意をするのではなく、『がんばる為の空気ってどんなんだろうか?』という事を考えてもらい、『それを自分がやってみよう!』と前向きな方法で話す手段を活用しています。そうすれば、同じ事が起きた時にも、『今のその君の態度はみんなががんばれる空気を作れているかな?』みたいな問いかけをすると絶対に変化があるという事です。大人目線だけでの注意は子供になかなか入らない事は本当に常々感じている事だから自分も気をつけたいと思っています。
今日はその話をした後のリフティングでは、お互いに気にかけてやろうとしてくれた事もあり5年生の和眞くんが14回→16回に、2年生の翔太郎くんが20回→27回にと二人更新してくれました!それもみんなが良い空気を作ってくれたおかげです!という事でみんなで喜びました♪
そこからドリブル、パスをしましたが、ここでも『どうやるべきか?』という中身を作ってもらいました!
失敗をしたら照れ隠しをする子供って多いけど、『試合だったらどうする?』と聞けば『取り返す!』と言うので、『だったら練習の時に起きた失敗はどうしようか?』と聞くと、『成功するまでやる!』という風にここでも失敗を恥ずかしがる必要がない事を説明し、やってもらいました。結果、その後のパス交換も、積極的に名前を呼び合い、ちょっと前までは女の子の名前を呼ぶのも恥ずかしかった子が自分から名前を呼んで誘っている姿を見るとうれしくなりましたね!こういうちょっとした事でも変化していく姿が毎回うれしいものです!!
最後のゲームもチームを決める時から『均等になるように』という事でみんなで考えて、6年生が仕切ってやってくれました。試合でもみんなでどうすれば良いか?を考えながらやってくれました。うまくやれなくても『ちょっとでもうまくやろうとする』事が大事!毎回その成果は確実に出てきています。
行動する事の意味を考えれば人は変わります!子供にだってそういう事を分かってほしいと思っています。これからも子供と一緒に成長したいと思います!!