今日は朝からまた半分のメンバーで紅白戦を行ないました!!

全員が揃ってはいませんが、テスト明けをして、またテスト休み前から取り組んでいる『協力』という事について少し考え方を変えてもらわないといけない事を話したかったので最初にミーティングをしました。みんなはコミュニケーションの大切さ、協力の大切さは理解しつつあります。でも、実際にそれをやれているか?という事で言うと正直出来ていないと思います。

ではどうしてか???

やはり『自分自身の考え方』だと思うのです。自分も指導者をしていて思う事であり、自身が変化したな〜って思う一番の要因は『人の事をとやかく言うのをやめた』事です。人って他人を気にして、気にするから振り回されるって事がよくあります。自分もそうでした。周りに良い指導者だと思ってほしくて、その為にがんばっている自分がいました。ですが、それは同時に『嫌われたくない』という思いがあるという事で、人の愚痴に付き合ったり、人の悪口に便乗したりしていました。そんな自分が変化したのはそんな自分の考え方を変える事でした。悪口言ってる自分はどうなんだ?本当に素晴らしい指導者か?って自問自答した時に、答えは『ノー』なのです。他人を気にして、他人の悪口言ってるような自分が良いはずがありません。自分の指導という仕事はむしろ、人の良さを見つけるスペシャリストでないといけないのです。それから変わった自分は周りからの批判も気にしないようになりました。そうやって批判をする人は、きっとどこでも誰かの事を言ってる人。そうしないと自分という存在を確認出来ない人なんだと思うし、それはその人のやり方!と割り切るようになりました。

そこから自分は自分なりに前向きになり、子供から学び、子供と考えるような時間が増えました。もちろん変化の最中ですからうまくいかない事もあります。ですが、それも失敗と考えるのではなく、『原因』を考えて修正をする。それだけです!自分に起きる全ての事は自分にとって必要な事だと思うようになったし、だからこそ悲観的になる事はほとんどなくなりました。

そうなった自分は『今まで考える事がなかった当たり前のような事に目が向くようになった』のです。来るのが当たり前の生徒に感謝し、履くのが当たり前の靴を磨くようになり、着るのが当たり前の服を自分で洗濯し、使えるのが当たり前の体をトレーニングしたり、ストレッチしたり大事にするようになった。そういう『具体的な何かを変える』事によって習慣は変化してきました。見えないものが見えるようになりました。

気にしなくなってもうちを、自分を批判する人はずっとします。それは自分が変わっても相手が変わらない限り続くのです。だからこそ悩むだけ無駄です。周りに気に入られるように、ではなく、『なりたい自分を目指す』事が本当に大事で、それが毎日精一杯生きる意味だと感じています。

今日はそんな『見える物だけで判断しない事』や『一方だけの見方で全てと決めない事』を選手に伝え、考えてもらいました。

盾を使って話をしました。

一見、『カッコイイ』『輝いている』『豪華』『ピカピカ』『綺麗』などと褒めまくられている『表』の様子と、『ただの木』『何にもない』『100均でありそう』などの何のプラスの評価もしてもらえない『裏』の様子。でも、その両方があって『盾』なんだという事実を理解してほしいと。

無駄な部分、見えない部分だけど立派な物を支える事も立派じゃないだろうか?って考え方。みんなカッコイイ、立派な人間になりたいけど、それを支えている人だって同じぐらい価値があって立派なんだって事。全員がプロを目指したとしても全員がなれる訳ではない。だけど、一生懸命に生きていたら誰かを支える立派な人間にはなれるという事。そういう価値を知っておいてほしいという話をしました。

みんな目に見えるものですぐに評価をしてしまう。。。勝った、優勝、トレセン、選抜、代表・・・でも、その裏にはそこで一緒に競争する仲間だったり、相手だったり、応援してくれる人だったり、環境だったりが常にあるという事。表の結果の裏に感謝出来るかどうか?が人間の価値になっていくとコーチは思う。

中学生のみんなに今伝えたいこの思いを全部理解してもらうのは難しい。

でも、いつか自分に何かが起きた時に感じる材料の一つになればいいと思っています。みんな一人一人が無駄な存在ではないという事。そして誰かを支え、支えてもらっている事の価値を自分で感じる事。自分が存在している意味を理解する事。大人の社会では、連日『そんなはずはない』と思ってしまうような大人の不祥事が相次ぎ、何が信用出来る仕事で、何が信用出来る場所なのか?さえ分からなくなってきている。。。そんな社会に飛び込んでいくみんなは、自分が自分を信じてやる必要があるし、人を支える自覚を持ってほしい。

みんなを批判する人間もこれから多く出会うだろう・・・

だけど、みんなはその批判を、批判で返してはいけないのです。負けない心、折れない心。それが一番大事です!

笑う人には笑わせておけば良いのです。みんなは真っ直ぐに自分の夢に向かって進んでほしい。

今の君達がどんな結果も残せないと思われても、君達がどれだけがんばっているか?を知っているのはコーチや親だけです。

社会は思っている以上に厳しいけど、みんなは自分を精一杯磨いて楽しいと思える社会人になってほしい。その為には考え方を変えないといけない。周りに流され、周りと一緒になって誰かの批判や悪口を言うような卑怯な人間にはならないでください。

サッカーって本当に良いものを考える手段がたくさんある素晴らしいスポーツです。成長する為に気付く事がたくさんあるスポーツです。みんながこのスポーツを通して出会えた事にも意味があるのです。暑い夏が始まるけど、熱い気持ちを持って乗り越えていこう!

今日の紅白戦もチーム内での前向きな声によって全ての選手ががんばれていた事は本当に良かったと思います。来週はまた全員が揃ってがんばれるので楽しみですね♪

腰を壊したコーチですが、心は壊れません(笑)

今日もみんなのがんばっている表情を見れて本当に幸せだと感じました。早く治して一緒にボールも蹴りたいですね!

テスト休みのメンバーももうちょっとのがんばりを出してまた思い切りサッカーをやりましょう!!

がんばれ、みんな!今の自分を今日も良くしていけるようにがんばろう!!!