今日はナイター練習でしたが、雨天だったので室内練習となりました!

どうしても室内は大きさに限りがあるので思い切ったプレーは出来ません。ですが、活動出来る場所と時間さえあればみんなは常に何かを得る機会を持っているという事は忘れてはいけません。協力をしていけるチームにするのが今の目標です。言葉では簡単に言えても、お互いがお互いを本当に理解して信じ合えるという仲での協力をするのは簡単ではありません。人間ってなかなか自分をさらけ出すという事が出来ません。どうしても知らず知らずのうちに自分を守ります。だから相手に対して探りを入れて自分を出す事をしません。島国である日本は強くそういった人間性があると思います。ですが、全世界で一番メジャーと言っても良いサッカーでは11人でやるスポーツなので協力は不可欠です。日本がなかなか世界のトップ10に入れないのも、絶対にこうした日本人らしい気質も関係しているのではないかと個人的には思っています。自分の殻を破るとか、相手に飛び込んでいくような度胸がないんだと自分も含めて思ってしまいます・・・・。ですが、自分がそういう弱い人間である事を気付かせてくれたり、変えてくれたのもサッカーのおかげですし、指導のおかげなので、サッカーの力を信じているだけにファルコの選手達にもその素晴らしさを出来るだけ多く学んでほしいと思っています。

今日も『自分発信』をテーマにやっていきました!

この自分発信とは、『声を出すだけ』ではなく『考えも発信する事』だと言いました。返事みたいな声だけで満足するのではなく、自分の考えを相手に伝える事が自分の言いたい自分発信の考え方です。

最初はリフティングをやりましたが、やっぱり工夫が足りない・・・僕は技術がありません。ってだけで割り切って、開き直って、『だから出来ません!』って話が通用しますか?

技術がないならどうするの?って事を考えないといけないし、全員が同じ技術を持たなくても出来るのがサッカーの良さ。工夫次第で技術以上のものが手に入る。でも、何もしなければ何もならない。考えず、失敗だけを繰り返す人間に進歩なんてありえない。

リフティングは学年に区切ると一気に元気が出た。仲間意識が強く出るのも分かるが、やっぱりまだまだ殻を破れない時期なんだな〜ってつくづく思う。良い、悪いではなく『現状』なんだと気付く。

学年ごとになると協力が増え、元気が増し、一体感が出てきた。でも、その『同級生だから安心する』為に学年を混ぜてやっているのではない事は分かってほしい。実際に、学年を越えてチームを組んでいる訳で、そこで何が出来るか?しないといけないか?のほうが重要だって事を分かってほしい。小さい、狭い感覚の中で安心するのではなく広がった時に何が出来るか?この能力を高めないといつまでたってもみんなが戦える選手になれないと思うし、そのタイミング・・・・本当に難しい。。。

刺激を早く与えすぎるとパンクするので様子を見ながらやっていく必要があると思います。

やるべき事、しないといけない事、出来るならやりたい事、与えるものも整理しながらやっていかないと子供は混乱してしまいます。あれもこれも、って大人の要求をぶつけると子供はパニックになります。きちんと整理してやるべき事がどうしてなのか?を考えてやれるようにさせるのが目的です。意味を持って行動出来る。その為に、意味を知る為に全体を、周りを観て気付く。この習慣化ですね!

コーンDFでもメニューを成功させるのではなく、『どういう意味でこの動きか?』を理解する。それを伝えるのが大変な作業。

大抵はメニューを成功させる為に追われてしまうのが指導者。

自分が考えたメニューをうまくさせる為に追われてしまっている事が多い。

そうではなく、うまくいかなかった時に考え方がまずかったのか?設定なのか?を考えないといけないのは子供と同様に指導者も同じ。

だから、メニューを成功させるのではなくやっている事の意味を考えろ!と何度も言います。失敗のほうが多くなっても良い。ただし、『その失敗の意味があるのか?』が大事。失敗だって質が上がれば価値が出る。意味を持てば成功に繋がる。だから、失敗をしたからって落ち込んでいる、落ち込ませるような状況ではその選手が得るものは何もないという事。本人が前向きに考える力とそれを引き出す指導者の力。両方が必要だからチームという組織は存在するんだと思う。

一緒にがんばる。この選手達は本当によくがんばってくれている!!だから、自分も本当にがんばろうって思える。選手に負けないがんばり屋の指導者でありたい。