「開く扉にご注意下さい」

愛用しているJR西日本の電車

「大和路快速」で大阪方面に向かっている途中、

天王寺駅に電車が止まり扉が開いた瞬間、

ホームにけたたましい音が鳴り響き、

ホーム前方の信号が赤く点滅しました。

私は2両目中央に乗ってのんびり座っていたのですが、

駅員さんやホームにいた人たちが

1両目に集まって行き・・・

私も“野次馬根性”で見に行こうかと

一瞬思ったのですが(笑)、

人身事故やったら気持ち悪いし、

せっかく日影&窓側に座れたので、じーとしていました。

私の耳に、一人の人間の叫び声というか、

日本語の文字では表現出来ない尋常ではない

意味不明な【奇声】が聞こえており、

それでホーム全体が異様な雰囲気になっていました。

奇声を聞いて私の意識でのイメージは

「電車にひかれたバラバラ死体を見た人間が

気が狂ってギャーギャー的に奇声を発する地獄絵図」でした・・・

が、車掌さんの至って冷静な車内アナウンスは

「扉が開く時に子供の手が扉に挟まった」と

分かりやすく理由を説明して下さり、

駅員さんのスムーズな処理により

結局たったの2分遅れで天王寺駅を出発し、

大阪駅にはほぼ定刻通り到着しました。

あの奇声の主…恐らく、

大人の身体に大きさが近い男の子のようでした。

叫び方(泣き方)、そして奇声の音量と質が、

人生39年間一回も聞いたことがない

普通じゃない感じでしたので、

(ここからは私の推測ですが)、

ちょっと普通じゃない(平均的能力が欠如している)、

とりわけ【注意力・危機意識、並びに何があった時に

冷静&的確に対処出来る能力】の乏しい子が、

なるべくしてなったという感じがいたしました。

そんな彼にとっては、自分の手が扉に挟まることが、

命取られて死んで地獄に堕ちるのと

同じ心境だったんでしょう。

彼にはこの経験を今後の長い人生に活かし、

よりよい人生を歩んで頂ければと願います。

JR西日本では、普段より車内アナウンスで

「扉に手が巻き込まれること」に

注意を促すことはされていますが、

まさか自分が乗っている電車でそんな状況にあうとは、

朝からちょっとした驚きがありました☆

みなさまもお子さんやお孫さんなど、

お気をつけて頂ければと思います(^人^)。