給食で未来に繋ぐ、自然栽培への意識
自然栽培給食の実施によって、さらに「自然栽培」への関心が高まった
しかし、現状は、多くの農家が朝から除草剤散布。
あぜ道は枯れ草。
自然栽培の田畑はごく限られた場所だけだと言う。
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それも、そのはず、石川県も米生産高上位の県。
日本国民の米供給を支えるには、自然栽培だけで賄うにはまだまだ時間がかかって当然である。
しかし、この自然栽培給食の実施によって、さらに「自然栽培」への関心が高まっているという。
羽咋市の強みは行政とJAの共同企画。
農薬や化学肥料を販売する側のJAが自然栽培を斡旋するのは、例を見ない。
給食を食べた子供たちにとっては、
自然栽培がどんなものか自分たちが普段食べているものはどんなものか
自分たちの住む市がやろうとしていることはどんなことなのか
考えるいいきっかけになったのではないだろうか。
給食は、美味しさが満足度に繋がりやすいが、
何を美味しいと思うかの味覚も、子供のころに育まれるもの。
「食育」というのは、生まれた時から始まっていて、幼少のころに食べたものが将来の体に大きく影響しているとともに、
幼少からの食習慣が将来の食習慣に直結する場合が多い。
今回の給食で、子供たちは何を感じたのだろうか?
将来、自分や自分の家族の健康を考える時、「医者や薬を選ぶ」のではなく、「自然栽培の野菜を選ぶ」という選択肢も持ってほしい。
オーガニック野菜
そのためにも、1日だけでなく、継続した自然栽培給食の提供に期待が走る。