今日はナイター練習でした!!

長かった夏休みも今日で終わりという事になります。一日一日は長く感じるのですが、過ぎてしまうとやっぱり早いな〜って印象になります。毎日を、日々を大切にしたいとずっと考えながらこの夏休みも自分の中での良い出会いもいっぱいあって、新たな事を考える期間となりました。昨日はスタッフミーティングをして、集まってくれたスタッフみんなで意見交換をしながら新体制の事など、今後の事などを細かく、熱く語り合えました。こうした仲間がいるという事は本当にありがたい事です。一人ではどうしても、そんな『つもり』はなくても『つもり』になってしまう部分があるのですが、こうした第三者の意見を聞ける事によって整理出来たり確認出来たりします。だからこそ大切にしていきたいスタッフの方々です。

そんなミーティングでも話をしたように今日は練習前に3年生の今後の活動、1,2年生の新体制について話をしました。

これまでのファルコは必ず主将を置いていました。

ですが、その弊害と言わざるを得ない『主将頼り』のチームになってしまう・・・。各自の判断でチームを救う、各自のアイデアで助けるスポーツなのに、主将に頼ってしまうチームになってしまう事が多くて、昨日のスタッフミーティングでもそこへの懸念がありました。そして、今現在2年生には4名のリーダーがいる訳で、その4名と残りの11名がどのようにして『個が育つ環境』を作れるか?がファルコとしてのテーマになっていく、と考え、今季は初めての『主将・副主将を置かない』というチーム体制でスタートする事を説明しました。

その上で、チームが目指す方針として①ボールを扱える選手に(自分のイメージ通りに)②一つ先の事を考えて行動(プレー)する③会話をする(聞く・言う・擦り合わせるの全部が出来る)という事をやっていくという事も伝えました。

これはチーム(ファルコ)からの思いと狙いですから、また1,2年生だけでミーティングをして『こんなサッカー、こんなチームにしたい』という具体案は決めてもらいます。

今のみんなに必要な事です。

主将が誰か?ではなく、リーダーが誰か?ではなく『自分はどうなの???』です。

一人一人が存在する事。価値を持つ事。仲間の一員になれる事。それが全てだと思っています。ファルコのしたいようにするのではなく、みんながなりたい自分になる。それのほうが大事です(ですが、身勝手では通用しない事は当然の話です)。

その話をした上で練習開始。

ボールを触る、扱う、考える、プレーをする。その連続と機会を与える。

チャレンジ出来る、考えられる、話せる、聞ける、観れる時間を用意しないといけない。設定を作るのは簡単そうで難しい。

ただ、明らかに雰囲気は変化してきた。

間違いなく『自主的』になってきたという所。

自分の意思でボールを触れ始めた。やらされている空気から、『やってみよう、やってやろう』への変わってきた。ここから動く。

きっとどこかで『どうして出来ないんだろうか???』って疑問も出てくると思う。そうなった時に新たな方法が出てくる。自分自身の努力だけで全てが出来る訳ではない。やっぱり人を使う、人と協力する、人がいる事で出来るんだって事まで分かればチームは出来上がっていくと思う。そこまで指導者が見えるか?待てるか?だと思う。

すぐに完成させたい、見栄えを整えたい、という大人の欲求を抑えて子供の世界を広げないと前へは進めない。

ようやくグランドの中で、ゆっくりだけど一歩、一歩が出てきた。

今日、終わってからサッカーノートを拝見させてもらうと、

『今やっている練習はとても自分に必要だと感じる』

と書いている子が多かった。今までは???と悲しくもなるが・・・(笑)

やっている選手にも有意義な気持ちが芽生えている時はやっぱり効果が出てくるはずだと感じる。実際、リフティング一つにしても、決まった形をやらせていた時よりも、明らかに今のほうが上手くなっていると思う。やり方、引き出し方、興味の持たせ方・・・。

ん〜〜〜〜・・・・難しいな〜・・・っていつも思う。正解は一つではないだろうけど、失敗は必ずある。という事を肝に銘じてやっていきたい。成功経験を持たせたいけど、『成功する為の方法を分からせる』のも大切。成功と失敗のバランス。簡単と難しいのバランス。相手の逆を突きたいという逆の発想を持たせつつ、バランスをグランドの中に設定として作る。指導者の奥深さ。

がんばります!!