子供同士で学べる環境に!八千代スクール♪

今日から二学期のスクールが開始しました!!

夏休みはみんなそれぞれ予定もあり、自分も中学生のほうの活動がメインになってくるのでスクールはなかなか行えなかったのですが、その分しっかりと外で勉強をしてきたし、このスクールのやり方、考え方を変えていこうと思っています。

自分は自分の関わる場でサッカーの指導が出来る時には主役を子供にしたいと思っています。自分が主役ではなく、子供が主役。その為には主役の子供達が自分の意思で出来るようにしたいと思うし、なかなかそういった環境が減りつつある中で自分は環境を嘆くのではなく、自分が環境を作ろうって思っている所です。

なので、今日のスクールが二学期のやりたい形のスタートという事で、子供同士、子供が主役という事を一番に考えてやるようにしていきました。

まずはレベル6キャッチからレベル9キャッチへと難易度を上げました。

これは毎年やっている事ですが、子供達の目指す目標に終わりを作らない事、もっと難しくなっていっても出来るという達成感などを味わってほしいと思っています。

ルールを説明し、今日は少し練習をやりながらみんなの前で手本となるプレーを自信ある子は???って質問と共にやってもらいました。なかなか人前でやるのは勇気がいるけど、そういう場で成功させると自信にもなるし、その緊張感を持って練習出来るという事できっとうまくなるものです。今日もレベル6までを手本になってみんなにしてもらいました。その後は自分で聞いて分からない所は教えてもらうような時間にしました。

教え合う・学び合う

という事の大切さ。どの年代にも必要ですし、緊張して人前が嫌とかなる前に、この年代だからこそもっと積極的に失敗をするような時間を与えられるようにしたいと思います。

そこからはリフティングをするのですが、やり方は全く違う形でやりました。

まずは自分の意思でボールを止める、という事。体の部分を使ってボールを止める。まずはそれをやってもらいました。リフティング=ボールの蹴り方がどうしてもメインになりがちです。もちろん一学期の検定では、そういう意図も含めて『思ったように扱えるように』を目指しました。でも、この二学期は反対の発想で、『動くボールを止める』のです。

なかなかやった事がないみんなは苦戦していましたが、それでもしばらくやるとみんなの発想から成功が増えてきたし、『出来るかな?出来ないかな?』という課題は子供にとって一番成長出来る時間だと思うし、前向きな感じで取り組んでくれているのが良かったと思います。

その次はボールを『上げる』事をやってもらいました。サッカーではリフトアップと言う技になるのかな?地面にあるボールを手を使わずに色々な方法で上げる事をやってもらいました。

ここでも、良い工夫がたくさん見えました!

最後はけん玉というボールをリフティングしながら一回転する技ですが、それにも挑戦!最初はワンバウンドしながらでも回す形を覚えてもらいながらやってもらいました。もう出来る子は空中でやれるようになってきているし、こういうのも興味さえ持てばすぐに出来るようになります。

やった事がない=出来ないという子供達の考えを、『やってみよう』に変える事。それが自分の役目です。最初は誰だってうまくいかない、そういう中でも子供達同士で学び合う雰囲気を作れれば、自然と、ワイワイしながら出来るようになる。それが理想。

大人が眉間にシワを寄せて、あ〜だこ〜だ言いながらやらせるような事は何一つ子供の身にはならないし、嫌な思い出しか残らないもの。自分で疑問を持って、自分で質問をして、自分で解決をする。そういう子供にしたいし、そういう事が当たり前に出来る大人になってほしい。

リフティングをしてからはドリブルのボールタッチを少しやりました。

今までにしていないタッチに多くの戸惑いを持っている子もいましたが、柔らかい頭ですから繰り返しポイントだけ伝えるとすぐに出来ると思います。ちょっと出来ると自分でも触る時間が増えるだろうし、スクール内でボールを触らせる回数よりも、自主的に触る回数を増やすほうがやっぱり技術は向上すると思います。

最後は試合(試し合い)をしました。

そこで、自分がやってみたいドリブル、フェイントなどを使ってもらうようにしました。自分から関わって発揮する事をまずは習慣にさせていく。そこから、質の話もしていこうと思っています。段階があるし、これまでの習慣があるからなかなかいきなり変化はしないだろうけど、少しやっているだけで兆しは見えているので、これからも子供が主役になってがんばれる時間にしたいな、って思います!!