今日は朝から大阪でベゼルさん主催の『メンタルマネジメント』という講義、勉強会がありました。
先月、今月、来月の3回あって、第一回目の先月はファルコの大会と重なってしまったので参加出来ませんでしたが、その時のDVDを送ってくださったのでパソコンで受講する形となりました。講師は松山さんという現在は大阪成蹊大学の准教授の方ですが、サッカーをずっと専門にされてきていたので、大分トリニータの指導もされていたり、近くで言えば関西国際大学でも監督をされていたり、また海外のブータンでも指揮をされるなど幅広い活動経験をされている方です。
そんな松山さんの経験を活かした内容の講習会はとても興味深いものでした。やはり人間の説得力って経験に勝るものはありません。いくら口先で良い言葉を並べても、経験がなければ人には伝わらないものです。だからこそ、自分もこうして直接足を運んで、自分の目、耳、心で感じるのです。経験って聞くだけではなかなか伝わりません。こんな時代だから情報はあちこちから得られるけど、言葉だけ、文章だけなら資料をもらうだけで済みます。大事なのは、人と人が顔を向き合わせて話を言ったり聞いたりする事。子供にも、ファルコにもその重要性はずっと伝えてきているし、自分自身がその手本にならないとやっぱり説得力が出ないという事です。直接話をする事で、実体験の話題なども例に挙げてもらえるし、そういう事によって自分の現場にも繋げやすくなるものです。特に松山さんはサッカーの指導経験が多いから共通する話題がとても多いです。
今回の参加者の中には、サッカー関係者よりも、それ以外の方のほうが多かったです。会社の経営者や、SASUKEの朝さんや、格闘家の剛王さんも参加されていたり、女性の方も多かったです。みんな、今の自分に何かのきっかけにしたいと考えておられるんだと思うしもちろん自分も同じです。
スポーツだけではなく、人間って生きていく中で様々な要因によって感情が動かされます。今日はまさしくそういう内容の話だったのですが、人間の心は『色や音でも左右される』という事でした。それだけじゃなくて、ストレスだったり、喜びだったり、達成感だったり、考え方次第で自分を前向きに動かせたり・・・そういう事を俗に『メンタル』と呼ぶのですが、強いとか弱いって判断を一つの考え方でしてはいけないって考えさせられました。例えば、動きが鈍い子がいたとして『お前はやる気がない』とか決めつける大人っていると思うのですが、子供にとってその要因が必ずあって、その要因の根っこと向き合えるかどうか?が我々指導者には大切なんだと学びました。
気持ちが乗らない要因が色々あり、それを取り除くって事までは出来ないとしても『和らげる』事などは出来るという事。方法も一つとは限らないという事。そういうのを今日は話の中で分かりました。
自分の知らない世界は本当に色々あるし、興味を広げても知り得ない事がたくさんある。そんな狭い価値観、考えの中だけで『あの人は良い、悪い』なんて勝手に決めつける自分がいたりもして・・・行動範囲を広げればいかに自分が小さくて愚かなのか?って事に気付けます。自分が出る勇気もなくて人の事ばっかり批判したり、否定したり、って逃げを平気でやっている大人も多いと思う。だから自分は自分自身を高める、上げる、磨く、って気持ちで日々を過ごしたいと思っている。子供の為に!!って気持ちはちろんあるけれど、そういう恩着せがましい事ではなく『自分という人間を磨けば必然的に目の前の子供は良くなる』ってだけの話。これは身を持って証明し、子供達もサッカーというチームスポーツをやっているけど『自分を磨く事がチームや周りの為になる』という事を分かってほしい。
今日受講して、『人間の深層心理』みたいな事がたくさん分かったからこそ、口に出してあれこれ言わなくても伝えられる事はきっとあると分かりました。特に内面的な部分は自分の持っている情熱や熱意、誠意があれば100%伝わると思うので、それを伝えられる自分になりたいと思う。『やる気満々です!』って言わなくても『いつもやる気満々だね!』って言われる自分に。
伝わる大人に。
伝えられる大人に。
日々勉強!!ベゼルさん!!素晴らしい機会をありがとうございました♪