今日はナイター練習でしたが、雨天の為ミーティングを行ないました!

新チームとしてスタートを切ったし、どこかのタイミングではしないといけないチームミーティングだったので今日の雨はそれをやるべき時だと教えてもらっていると感じています。毎年、新チームになった最初にはこのミーティングで、チームの目標を決めてもらいます。

毎年やっている事ですが、なかなか終わりの時期になってもそれが達成された実感がないまま、と言うのが正直な所。つまり同じやり方ではいけないという事も分かってきている中で、何かを変えないといけないので・・・。そういう事からも今年には今年のカラーがあって、そこを確実な変化に繋げていこうと思っています。まず今の2年生は小さなトラブルの多い学年。些細な言い合い、小さな小競り合いみたいなものが頻繁に起きます。そしてミーティングでは意見を出さない、まとまらない、という現状。

そこからのスタートです!ですからまずは現状の確認。2年生に関してはサッカーノートの提出率についてもみんなに公開しました。いつも出している子、たまに出す子、全く出さない子。そして、トラブルに絡むのは出していないがほとんどだという現実。

たまたま???

違いますよ。必然的なんです。自分の都合で、自分の事しか考えていないからトラブルって起きるのです。周りの事、他人の事、空気の事、考える力があればトラブルは解決出来るのです。その事を子供達の世界で分かってもらう為に自分達指導者はあれこれ手を打つ訳です。親というのは自分の子しか見れないから客観的な評価がなかなか出来ません。集団の中では自分の家の基準が通用しない事だって多々ある訳です。それをまずは親が理解しないといけないのかも知れません。我が子がチームの中、学校の中でどういう評価をされていて、どういう人間関係なのか?を本当にしっかりと言えるのでしょうか?認識されているのでしょうか?でないと、教育に口出しする資格さえ実はないのかも知れません。それは自分も指導者として同じ事を言い聞かせています。

だからその子の環境を理解せずに押し付けるなんて事はしてはならないという事。でも、指導者として『必要な事、大切な事』は伝える役目がある。それをしないならば指導者としている必要もないのですから。子供と一喜一憂するのではなく、冷静に、客観的に大切な事を観てあげる事。それを伝えていく事が大事なんだと痛感します。

一人の子供の事をもっと理解する。大人がしないといけない事です!それは学校の先生も同じです。今日もみんなに確認をしました。

『自分の学校のスローガンを言ってごらん?』と。

誰も言えません。

毎日通っている学校が何を目指しているのか?どういう学校にしたいのか?その中の一員である自分は何をすべきか?が分かっていないという事。それを先生方も本当に考えているのだろうか?言葉だけは綺麗で、見栄えが良くても生徒会の人間しか知らないようなスローガンを『学校の』って言葉を付けて良いのか?って事。

それで言うと親も同じで、普段子供ががんばっている学校やサッカーの場所のスローガン、目標を知っているのか?共有出来ているのか?って事なんです。我が子が『普段』何を目指してがんばっているのか?が一緒に、明確に、感じ取れる関係性だろうか?大人が考えるべき時間は多いと思います。

そんな話をしてから選手でミーティングをしてもらいました。自分達が『自分達の努力の仕方を決める』ミーティングです。大人を、コーチを、親を喜ばせる為の言葉を決める為ではありません。だから簡単には決まりませんでした。通っている学校のスローガンも知らないみんなが学校生活をがんばっていると本当に言っても良いのか?校歌はきちんと歌えるのか?学校も、ファルコも、『通っているだけ』になっていないだろうか?家も、『住んでいるだけ』になっていないだろうか???

みんなが良い大人になる為の今の時間をどのように使うか??なんですね。目標なんて何でも良いのです。大事なのは、目標へ向かう為の過程が現実的なものか?イメージ出来るのか?共有できるのか?です。この学年には今までのファルコをさらに進化させてもらおうと思っています。出来るはずです!

だから、焦らず、時間を掛けて、じっくり、確実に、大事な事だからこそゆっくりゆっくりやっていこうと思います!