「吹田界隈の散策」

(%緑点%)後期ウォーキングの報告です。
・日時:9月30日(金)10時〜16時半
・【コース】:阪急梅田駅(10時集合)−阪急吹田駅−旧西尾邸−大の木神社−泪の池公園−吹田渡し場跡−浜屋敷(昼食)−高浜神社−常光円満寺−泉殿宮−アサヒビール吹田工場ー阪急吹田駅(現地解散:16時半) (約6km)
・参加者:17名
・天候:晴れ時々曇り(日陰のさわやかな秋風)
・リーダー:佐藤義夫(文化塾友歩会)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
旧西尾邸(吹田市内本町2丁目)(右上の写真:表門から中の母屋を見る)
西尾家は、江戸時代から上皇の領地(仙洞御料)の庄屋をつとめた家である。ひときわ目立つ高い塀に囲まれた大きな門構えの家で、母屋と離れ、表門・土蔵、茶室など多彩な建物と風情ある庭園。敷地は約1400坪。離れ(応接室・ビリヤード室)は和風・洋風を取り入れ、茶室は5ヶ所ある。江戸時代の旧家の歴史・文化・格式を伝えるもので重要文化財。吹田文化創造交流館。
・入場料は無料。ボランティアの案内で見学。

吹田の渡し(上高浜橋付近)(右の写真は、この渡しの由来が書いてある案内板)
吹田は江戸時代には水運の要所として繁栄。吹田の渡しは、大坂から丹波へ通じる亀岡街道、さらに茨木で西国街道にもつながり、重要な渡しであった。(1798年の「摂津名所図絵」に描かれている。)
・明治9年(1876)に、大阪・京都間に鉄道が開通すると、船運は次第に衰退していった。

高浜神社(吹田市高浜町五丁目)
吹田の高浜に古くからある神社。天平7年(735)にその始まりがあるという。昔から吹田大宮、高浜大社などよばれる吹田総社。通称は「大宮さん」。スサノオノミコト、アマテラスオオミカミ、春日大社、住吉大社、大国主命、菅原道真公など、よろずの神々をお祀りしている。吹田連(むらじ)の氏神さん。現在の本殿は、元禄3年(1693)に再建。

泉殿宮/アサヒビール吹田工場(吹田市西の庄町)
泉殿宮(いずどのぐう)
神社は初め「吹田ノ社」といい、天香具山命、宇迦之御魂大神を祭神としてまつる吹田村の氏神であった。大干ばつのとき降雨祈願すると、この地より水が湧き出て渇水を免れた。(現在は、枯渇して湧水していない。)
アサヒビール吹田工場(*右上の写真。左側は缶に詰める工程(すごい速さである)、右側はゲストホールでの試飲風景)
明治22年(1889)、泉殿霊泉をドイツ・ミュンヘンに送り鑑定を受けた結果、ビール醸造に適するとの保証を受けて、泉殿宮の隣接地にビール工場を設立。千里丘陵の豊富で良質な地下水と神崎川の水運に恵まれた吹田に工場が進出したのは、この霊泉の水脈がかかわっていたからである。
**ビール工場見学メモ(見学は試飲を含め無料。工場内の写真撮影OK)
・工場見学〈映画鑑賞→製造工程・ろ過工程現場の見学〉(約60分)
・ビールの試飲(お一人様3杯まで)(時間制限20分)