10月のコラボ談話室「友達のことを話そう」

10月1日(土)、コラボ談話室「友達のことを話そう」(話題提供:犬塚俊夫さん 元JICAシニア海外ボランティア )を開催しました。参加者は13名。犬塚さんは、成長期(利害がない)、青年期(切磋琢磨)、高齢期(気が合う)など、友達は年代によって違う。友は人生を豊かにするが、制約する場合もある。高齢期は友ができにくいと言われるが、すぐできる人もいる。持つべき4タイプの友達は、「助けてくれる人」「耐えてくれる人」「助言してくれる人」「思いやりのある人」と言われる。今日はあなたの友を紹介して下さいと話題提供しました。そのあと次のような談話が続きました。

年をとると同窓会に来る友がだんだん減って淋しい/昨日の友は今日の悪友にもなる/高校山岳部で苦楽をともにした友人が後年遭難したとき、友人が集まって1週間捜索したように、山で結ばれた友は一生の財産だ/登山のように極限状態を共にすると連帯感が違ってくる/過去に何回も友を裏切った自分は冷たい人間と思っている/冷たいと思っている人ほど本当は暖かい場合もある/予備校時代、海外出張時代など友はいるが、自分の主体を大切にする性格なので、友達に深く関わってこなかった/郷里の友人がいたが、家に来ては妻の悪口を言うから友がいなくなった/友達をつくるより、向こうから来る人に友達になってもらっている。友はつくってもらうものか?

仲の良い会社の同僚がいたが、家族に付き合うことを反対され、最後は音信不通になったが、今でもあの人が親友だったと思っている/子どもの頃から友達ができにくい性格だったが、高校に入って初めて話ができる友達ができて本当に嬉しかった/趣味(囲碁・絵画)がらみの友もいるが、もっぱら行動的な妻の友達と家族ぐるみで付き合っている/自分も活発な妻が家に連れてくる友達と仲良くなっている。人は顔を合わせるとだんだん仲良くなる/80歳を超えた今が心身ともにもっとも充実している。友達は多くないが淋しいと思わない/15年住んだ米国から帰国して、学生時代の友人と年に1〜2回会うが、「しんどい、しんどい」と言わないので元気になる/友達は多い方だが、友達と思う人とは年に1回会うことにしている/

高校時代からの自分を”分かってくれる友”、20歳も若いが話すと”元気をもらえる後輩”、市民活動で悩みや相談事に乗って”気持ちを楽にしてくれる同僚”に支えられている/友達の性格やでき方は年代によって違う/若いときは人格を形成するうえでの友、年を重ねて人格ができてからは互いに尊敬しあう友か・・/人や社会をネガティブに見るか、ポジティブに見るかで、できる友達が違ってくる/会社時代の約40年間に2〜3回話しただけだが、癌であることを最初に自分に電話してきた同期生が親友だったと思っている

最後に犬塚さんは、話題提供の準備をしながらいろいろ学び、気持ちが豊かになった。特に印象に残ったのは、「類は友を呼ぶ」「徳あれば弧ならず、必ず隣あり(論語)」「結局、人は自分を理解してくれる人がいて、初めて力強く生きられるのかもしれない(「喜知次」乙川優三郎)」と話して閉会しました。

次回の予定は次のとおり
●と き:11月12日(土)10〜12時
●ところ:2階 集会場
●テーマ:「ひとりよがりの人生語録 パート2」 

昨年12月に好評だった談話室「ひとりよがりの人生語録」の第2弾。「古来より賢人は多くの名言を残しているが、普通人も年をとれば世の中の表裏が見えて、人生語録のようなものが生まれてくる。ただオリジナルと思っても、だれかの言い直しかも?」と語る濱崎さんの人生語録を聞きながら、おもしろおかしく人生談義に花を咲かせましょう。若い人も大歓迎!

(やまもと)