すっかり紅葉も色づいた中、今日はまた新人戦の試合があったので今中代表と一緒に帯同して播磨光都グランドまで行きました。
朝はグッと気温が冷え込みましたが、会場に着いた頃には暖かさも感じ、試合の頃には暑さを感じるぐらいでした。天気も最高で、グランドもまた芝生で出来るという環境の中、本当にありがたい気持ちでいっぱいです・・・。
そんな毎回芝生のグランドで出来ている事をすごくありがたく思っているのですが、先週の会場の利用マナーの悪さが全チームに通達されていました。みんな、『自分のチームじゃない』と思っているかも知れないけど、自分自身ももう一度自分達のマナーとそれだけじゃない保護者のマナーについても一緒に考えたいと思っています。自分も、実際、会場で外から出る保護者の声があまり感心出来ない事が多々あります。そういうチームはやっぱり決まって指導者も言葉が悪いチームが多いです。感染する事が分かっているならば自分自身がそういう言葉にならないようにしていきたいと思います。一番の問題は『審判へのクレーム』です。今日も会場で、新ルールに関して指導者同士で色々話をしたのですが、見ている保護者はルールも勉強されていませんよね?大体のルールで文句を言ったりするのはやっぱり良くないし、ルールを勉強したとしても審判しているのはお互いの指導者であり、子供をあずけているチームの方々がお互いに協力して行っているという事です。クレームと同じ問題として喫煙マナーもありました。大人が子供の良い環境で出来る機会をなくすような事にだけはならないように、これからも自分とチームが気を付けるだけではなく、逆に良い環境にしていくような努力をしていきたいと思います!
今日も前の試合を審判する事で、自分達の試合と続けてバタバタと行われているので、アップの風景や試合前の写真を落ち着いて撮る事が出来ませんでした・・・。
でも、ケガの昂汰くんもキーパーの波琉くんのアップを手伝ってくれたり、自分達でよく考えてやってくれていました。ただ、全体の流れを審判しながら見ていたのですがいつもやっている練習の形よりも『試合の時用』みたいなパスの練習が多かったのは気になりました。まだ見た目を整えようとするの??昨日最後に話をしたように、まずみんながやるべき事はボールを扱う事を当たり前にする事なんです。結局今日も全員が試合に出ていないよね?自己申告で出れる今のシステムで出なかったのは『自信がないから』でしょ?だったら、それを克服しようともっと努力は出来ないのかな?という事を疑問に感じます。スタメンはそれでも試合を経験出来るから良いのですが、そうじゃない選手はその日がもう終わりなの?って所です。
試合用に特別なトレーニングをしたり、特別な事をしようとする考えが硬さを生むんだと思います。まだまだ試合でうまくほぐれないみんなの理由が分かる気がします。
今日の相手は芦屋さんでした。
スタメンは先週末と同じメンバーとなりました。どこまで変えられるか?という楽しみを持って見守りました。序盤は前の賢士朗くん、力哉くんの1年生コンビが果敢に守備をしてくれたおかげで前でチャンスを得る回数が何度かありました。
でも、これも昨日話をしたのですが『がんばっていると感じたら助けてやろう』という感じる気持ちがやっぱり薄い。がんばってくれてありがとう・・・って見ているだけ、応援するだけ、自分はまた後で・・・って感じがあってがんばりが単発だったり、孤立しているシーンが多かった。それは当然守備だけではなく、攻撃もそうなって周りも見えていないような囲まれ方をするし、余裕がないからアイデアもないし・・・というあまり面白くない展開が続きました。それでも時間が半分ぐらいを過ぎるとようやく一人一人の顔も見えるぐらいに上がってきた事もあって、ボールを回せたり、突破が成功したり、が増えてきて攻撃の回数は増えました。そうなると、今度は何も考えずに前へ、前へ出て行く事が増え、相手の危ないスピードのある選手をほったらかしにするという無謀な形をとっていました・・・。
中に入ると見えるものが狭くなるのは普通だろうけど、それを見ようとするトレーニングをしているのに、やっぱり一つの事しか考えていない子が多いな〜って改めて思いました。
それでも、前向きにがんばろうとする姿勢が途切れる事はなかったのが良かったとは思うし、やろうとする気持ちは色々見えた。
でもコーチが言ってるのは『チャレンジをする回数を増やす』のが目的じゃなく、『選択肢もあってチャレンジしているのか?』って事。これも出来る、あれも出来る中で、それを選択した、というチャレンジなら良いのだが、『これしかない』事をやっているのはチャレンジよりも無謀だったり、イチかバチか、って事のほうが多いに決まっている。それでは良い選手にはなれないって事。
何かをしながらリフティングをする。ずっとやっているよね?一つの事だけに固執するのはただのパフォーマーになるよ、って話。何でも出来るって状態でボールを扱えている選手はやっぱりいない。みんな目の前の相手の為に何かを仕掛ける程度。その先が見えていない。
無理もない。すぐには変わらない。これまでの癖が強いから。
ただ、交代した選手が自分から行けた勇気だったり、個性を出そうとしてくれた事は評価出来るし、もちろんスタメンのがんばりも評価はしています。
でも、目指している形はそういうのじゃない事。スピードを落とし、考えを変えたり工夫したり、アイデアを出す事をずっとやっているにも関わらず『やっぱり勝てばOK』になってしまうような雰囲気が一番良くない。帰りのバスの雰囲気も、とても上を目指しているようなチームには思えませんでした。
何も言いませんよ。君たちがそれで満足ならば。バス旅行みたいな形で終わってしまった今日、何を得られたのかな?観る事で得られるならばずっとテレビで日本代表の試合だけ観ていればいいのです。観るのとやるのは大違い。それをチャレンジ出来ない自分が何事もなかったかのように済まされている現実と向き合う勇気もないようです。。。
もっと日々を大切にしてほしいなぁ〜。。。
って思うコーチでした。