今日は夕方から加美スクールでした!!

事前に欠席の連絡をもらっていた事もありましたが、見事に6年生がほとんど休んでしまったので今日は翔太くん一人の6年生と残りは3,4年生の5名とで6名でのスクールとなりました。人数は少ないのですが、今は個々が変われる時で、その為の練習時間でもあるので人数は気にせずにがんばってやりました!!

スクール前には3年生の凛太朗くん、6年生の翔太くんとコーチの3人対4年生4人での試合を行いました。やはり日頃からの課題は全て試合形式の中で完全に出ます。勢いだけでやってしまう所。体裁を整える為にそうせざるを得ない状況の中で彼等はずっとサッカーをやっているんだろうな〜・・・って想像が出来ます。足が速ければそれ『だけ』に頼って、ボールを扱うのなんて二の次。目の前の試合で負けない為に、指導者、大人が喜ぶ為の駒になっているという事にいつしか本人ですら気付いていないという現実があちこちにあると思います。自分の意思ではなく、コーチに言う事を忠実に聞いて、再現しようと努力をする。それが『目的』になっている子供が本当に多いです。

この現実を変えたい自分は今、一人一人の子供に対して出来るだけ細かくアプローチをしていきます。

自由な中で自由にやる事は一切否定もしません。ですが、自由という概念を間違えて『何をしても良い』になっている状況ではやはり注意はします。その注意や意味を理解しようとする子としようとしない、出来ない子がいます。そうなってしまうといくらやっても出来ない事が出来ないままです。。。ゆっくり、丁寧に話すしかないのでしょうが、本当に難しい。中学生になってくるとある程度言葉は通じる。でも、体が固くなっている部分をほぐすのが大変。小学生は低学年になる程に体は柔らかい反面、言葉の意味を理解してくれない、しようとしない(飽きやすい性格)という性質があります。そこを理解した上で、言葉を選んでやっていくしかないと思います。大事なポイントだけを押さえておけば良いと思っています。

・やらせない(押し付けない)
・個々の様子を知る(質問をする)
・何が出来ない要因か?に向き合わせる

事です。そこのポイントを大切にしたいです。

今日も一人一個でひたすらボールを触りました。

このメンバーの中でも圧倒的に上達が早い、習得が早いのは6年生の翔太くんと4年生の慶悠くん。どうしてか?うまいから???ではありません。

二人に共通しているのは、『うまく出来ない時の考え方』です。二人は出来ない事も笑顔で確認しながらやっています。出来ない自分を認めながらやるのです。『くそ〜〜出来へん〜〜〜!!』みたいな。でも、そうじゃない子は出来ない事が恥ずかしいとか、うまくやらないといけないって概念が強すぎて、うまくやれない自分を隠したり、ごまかそうとするのです。向き合えない事が人間一番弱い姿だと思うのです。

さらけ出せると本当に楽だし、そこからの成長が本当に早い!!『俺、今は全然ダメだな〜!でも、絶対に出来るようになってやる!』でいいんです。それが出来ればみんなきっと楽しくなりますよ。

うまくやろう!なんて一言も言いません。

『出来ないのが当たり前だよ!』って言葉をいつも付けています。その上で『頭を、脳みそをもっと使って!工夫をして!』という事を促します。みんなに質問しました。

『どうして学校で勉強をしているの?』と。

『考えた事がない・・・』という返答。

そうですよね!でも、そういう事にも疑問が持てる、自分がやっている事に意味が持てないと、サッカーのプレーにも意図が出ないのは当然なのです。物事を考えるという事の為にもサッカーは本当に大きな役割を果たしてくれるスポーツなのです。球技の中で一番ミスが多く、でも一番競技人口の多いこのスポーツの魅力は『出来ない事が出来る一瞬の輝き』が大きいからだと思います。みんなも、自分でそれを味わえるように、『こうしたい!こうなりたい!』と思う目標を持つ事!そして、自分の時間に出来る事をコツコツやっていきましょう!!