今日はナイターで西脇スクールがありました!!
スクール前の時間には久しぶりに試合を行いました♪誰がどちらのチームに入っても良い、本当に自由な選択が出来る試合を。集まってきたメンバーがそれぞれに試合に参加する子もいれば、自分の遊びをする子もいる。それでいいし、それがいい。みんな一緒じゃなくてもいい。本当にそう思えるからこそ自由を尊重したい。
今日は先に結果の話をしたいのですが、スクール前に自分は毎回道具はもちろんですが、きちんと準備してみんなを迎えます。トイレも実は毎回掃除しているのです。もちろんそんな事誰も知りません。自分の中の『準備』ですから知る必要もありません。ただ、『細かい所が分かる大人になりたい』と思うからこそそうしています。細かい変化に気付きたいからです。今日は終わった後にトイレを見たらわりと汚れていました。スリッパも散乱していました。。。。
誰が????という事よりも、『何が出来る人間がうまい選手になりたいと言っているのか?』って事です。もちろん今日トイレを使っている子、使っていない子がいるのは分かります。みんなの責任なんて言うつもりもありません。ただ、『使える場所』が当たり前なのか?感謝すべき場所なのか?によって自分の行動は変わるものです。
うまくなりたい?本当にそう思っている???
だったらまずしなくてはいけない事・・・『躾』っていつやりますか?どこでやりますか?
今はスクールでは、細かいタッチの事やボールを思うように扱うトレーニングを中心にしています。
その成果が出るも出ないも、差は一つだけ!!
『気付く事』
以外にありません。いつ?どこで?何に?気付くか?なんです!!その為に全体でやりながらお互いに聞けるような時間を作っているのですが、なかなかお互いに歩み寄って聞こうとしません。どうしてか??やっぱり『習慣がないから』に尽きます。。。
聞くのは恥ずかしい
という感覚をどこかで大人が植え付けているからです。小さい時の子供なんて分からない事があれば、『ねぇねぇ〜〜』って何でも質問したがります。それがいつしか『自分で考えなさい!!』なんて言われながら聞く事は恥ずかしい事なんだという感覚にされてしまっている。出来ない事が出来るようになる為に参加しているスクールや少年団の練習で、学校で、『聞けない現実』が今の子供の環境。本当に問題です。
だから残された方法は、『大人(先生・コーチ・保護者)の言う事を聞くだけ』になるのです。自分で判断する余地などほとんどなく、それが当たり前になっていき、大人の感覚で良い・悪いを決められ、聞くよりも『大人の正解を探す』になるのです。
だから自分が子供に伝えているのは、
『今日うまくやらなくてもいいから、明日の為のヒントを見つけよう!!』
って事です。友達に聞く事、コーチに聞く事を恐れずにどんどんとやれる環境作り、そこから聞ける輪を広げ、子供同士でそれが出来るように橋渡しをし、子供同士で作り上げる雰囲気にしたいと思っています。
今日もファルコの中学生が一人参加してくれました。自主的に参加している彼は、自分の課題を自分で見つけたからこそ参加をしています。そして、そういう子は時間を自分の為に使えます。間違いなく与えられた時間よりもうまくなります。先週よりもうまくなっています。子供が寄っていきます。雰囲気も違っています。子供は成長する速度が本当に早いし、だからこそ関わっていると面白い。こんな彼を想像した事はなかったし、いつこうなるのか?すら誰にも分からない。ファルコのチームの中ではうまくいってるとは言えない状況の中だからこそ気付けたのかも知れないし、人は考え方次第でやっぱり成長もするし、退化もする。
話を戻すけど、細かいタッチやボールの触り方を変えないといけないみんなが、使う道具を大事に出来ないとか、公共の施設を大事に使えないような感覚ではやっぱり成長はありえないと言う事。
いくらこの場で、他の場所で、コーチの言う事を『はい!!』って聞いたとしても、です。生活習慣に成長のヒントはやっぱりあります。『何に気付くか?』で変わります。自主的に参加した中学生と、綺麗なトイレに気付かない小学生。差がつくのは当たり前。
ボールを扱うというのは考え方が変えないといけない。みんなの今の状態では与えられた、教えられた『知識』で触ろうとするから変化が少ない。一歩越えていく子は『自分の発見』で変えられる。そこに全員が到達するように、自分は『緩やかな雰囲気の中から問いかけられる雰囲気を作る』事をやっています。まだまだ出来上がりません。子供の頭は思っている以上に、寒いこの時期、余計に固まっているように見えます・・・。
ほぐれた途中からは元気な顔、良い表情も見えますが、『序盤に、当たり前に』あるようにしたい。
サッカーがうまくなる!
やる自分が良くなるって事ですよ。
何を良くしたい?出来る事だけじゃなく、出来ない事への挑戦もしていかないとね!細かい所にもうちょっと目を配れる人に、気を配れる人になってもらいましょう!
うまくなるのはそれから、と言うかそれが出来ないとうまくはなれません。この年代の時の考え方で将来の生き方が決まると言っても過言ではないのです。だからこそここに関わる大人の意識をもっと広く、柔らかくしていかないといけないって本当に感じます。
これは自分に対して、です!子供を相手にやっているとそれが痛感出来ます。子供は真っ直ぐに進もうとするし、それを歪ませるのは大人。太く、強くしてあげられるのも大人。広く、深くしてあげられるのも大人。子供が自分から悪くなるなんて事は100%ありえません。関われる事に喜びを感じている今、ゆっくりですが大事な事を伝えていける大人でありたいと思います。