1月のコラボ談話室「お役に立つ百寿者をめざして」

1月14日(土)、コラボ談話室「お役に立つ百寿者をめざして」、話題提供:松本勲さんを開催しました。参加者は15名。70代前半の松本さんは、「日本の百寿者(百歳を超える人)は1万人に約5人。自分も百歳まで生きられるのでは?いや生きるつもりで色々なことに取り組もうと思うようになった。 自分へのお役立ちとして、身体(玄米、真向法)、精神(ふり返り、瞑想、呼吸法)、知的・情緒(目的意識、姿勢)の面から実践。家族へのお役立ちとして、家事分担、夫婦での鑑賞・旅行、家族の集まりを心がけ、社会へのお役立ちとして、NPOやボランティア活動に参加している。私の話をもとに、高齢期をいかに生きるかについて語りましょう」と話し、次のような談話が続きました。

あなたは百歳まで生きると人に言われたことを信じて、色々なこと(TOEIC900点、心理カウンセラーなど)にチャレンジしている。若さの秘訣は恋をし続けることか/朝7時に起床、午前はTVのあと腹話術の練習、午後施設で腹話術ボランティア、夜は「ラジオ深夜便」を聴く生活を続けている/「ラジオ深夜便」の演歌の時間帯(3〜4時)がいい/海外での生活経験をもとに、海外からの観光客をもてなすガイドをめざしているが、大阪城の歴史も道頓堀の船着き場も知らない状態なのでこれから・・/元気な家内に依存ぎみの生活をしているので、自分一人になったらどうするかと思うこともある/長く連れ添うと妻を“お母さん”のように思って生活しているが、もし亡くなって一人になっても仕方ないと思っている

脳の手術をしてから、嗜好や趣味が変わった(風景画から人物画へ、囲碁から読書へ)。残った人生だから、妻には申し訳ないが自分の好きなように生きたい/45年間続けてきた商売を年末で終え、自由な時間ができて本当に嬉しい。これからは地域やコラボなどでボランティア・市民活動をいっぱいやりたい/“三行日記”を続けていると小さな喜びは一日に5〜6あることがわかってきた/元気なうちは“Joy-Joy”(Win-Winのように)でボランティア活動をしたい。入所申し込みを済ませている老人ホームで歌のボランティアをするべく準備中/(大阪の人は冷たいとの発言に対して)大阪で生活できないと全国どこでも生活できないと言われている(それだけ大阪人はやさしい)

ボケないようにクイズ番組を見たり、趣味の茶を続け、薬より食事で健康維持しようとしている/長寿のためには健康が一番、そのためには食事と運動が大切か/大切な人との会話(相手の笑顔を見たいと思い、相手の土俵で)を楽しむことが人生のテーマ/色々やりたいが足が不自由になったことがつらい/エレベーターなしの集合住宅に住んでいることもあり、足と公共交通を使ってできることを続けたい/子育てをしながら毎日が過ぎていく生活をしていると、目標をもって忙しくしている松本さんが羨ましい/独り身だが、自宅で子どもの世話にならないで最期まで自立した生活をしたい/山に行こうと思うことを生きる源泉にして楽しいこと・好きなことを続けたい

最後に松本さんは、長く続けられることが自分に合っていること。自分の葬儀の時に参列者がどう言ってくれるかを楽しみに、改良を加えながら色々なことを続けたいと結びました。比較的若い40代、50代も交えながら、どう生きてくいくかを語り合う、年初にふさわしい談話室になりました。

次回の予定は次のとおり
●テーマ:「趣味とともに生きる」 (話題提供:久保田哲也さん)
●と き:2月11日(土)10〜12時
●ところ:2階 集会場(公民館事務所横)

「あなたの趣味は何ですか?」。すっといくつも趣味が出てくる方も、あるいは「うーん、趣味って、自分にはあるだろうか?」という方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。私の趣味は「大学時代からの気の合った仲間と組んでいるバンドで、ドラムを叩くこと」です。家庭や仕事も落ち着いた今では、「バンド活動は生活になくてはならないもの」です。今回は「皆さんが大切にしている趣味」について、わいわいお話ししましょう。

(やまもと)