今日はナイターで西脇スクールを行いました!!
最近大雪があったりしたので晴れ間が多かった昼間は暖かく感じるぐらいでしたが、夜になると寒さはまた一気に増してきます。ちょっとずつインフルエンザが流行ってきているようです。いつも1月終わりから2月初旬にかけて流行るので自分もそうですが皆さん気を付けてほしいですね!
そんな中元気に参加をしてくれた面々と一緒に今日もボールと遊びました。
ようやく『遊びました』を堂々と使えるようになってきました(笑) スクールでしょ?クラブでしょ?何遊んでいるの?と言われるのが怖かったんでしょうね・・・。そうやって知らず知らず『自分の体裁』を守ろうとしていた事が今となっては本当に恥ずかしく思えます。ですが、そういう過去もあったからこそ成長出来たと思うし、まだまだこれからは進化させていきます!自分の中には明確なビジョンがあって、ボールと遊ぶ感覚を染み込ませたら対人(相手)で遊ぶようにしていきたい。それが出来るとサッカーの楽しさは大きく変化するはずです!『だけ』では何も良くならないし、試合では通用しないから『○○しながら』という感覚を持ってほしいと思います。
寒い時期、人は『肩を丸める・首を竦める(すくめる)』形をします。
最近はネックウォーマーが普及してきているので首を竦める子は減ったと思います。自分の子供の頃には今のようなネックウォーマーもありませんでした。寒いとどうしてもそうやって上半身が硬直しがちです。
サッカーって足で扱うスポーツだから関係ないと思っていたのですが、実は体をうまく使うって事は上半身の動きが非常に重要だと分かりました。そうやって過去を振り返ってみると、また今の時代もそうかも知れませんが、上半身をよく使うスポーツをやっている子にサッカーさせてみると案外上手い!って経験ありませんか?自分の時も野球をやっている子が上手いとかありましたが、運動神経なんて言葉で片付けていたけど今の自分が考えるにはそうやって普段から上半身をうまく使えている子は色々な動作が有効に出来るんだって事が分かってきました。
そして、心身のリラックスも上半身が大切である事も分かったので、今みんなにやってもらっているボールと仲良くなる意味でも、上半身のリラックスは大切にしたいと思います。まだまだ力が余計に入り過ぎている子が多いので、今後の変化が本当に楽しみです♪
今出来ない事なんて何も恥ずかしくもない。
これからの楽しみしかありません!そう思って子供を観ているので自分も自然と笑顔ばかりになる。現状の状態に一喜一憂し、すぐに顔が曇ってしまうのは将来を観ようとしないからです。きっと出来るよ!そのヒントは『今日考える事だよ』って事を常に教えています。それを受け止めてくれている子はやっぱり変化しています!この積み重ねだと思います!!
前向きにやろうとしている子が増えました。そして同時に出来る事が増えました♪不思議なもので、出来ない時に『がんばって!』とか応援するとやる気がなくなるのが子供ですが、出来る事が増えてくると『いいじゃない!』って誉めると『いや、まだまだ!!』って欲(向上心)が出てくる。だから、こういう子供の気持ちをどうやってくすぐるか?も大事な役目!調子に乗せるとかではなく、プライドをくすぐる、ですね!
今出来ない事をとにかくやってもらっています!
そして年末から毎週中学生も参加してくれています。自分が学びたいからです。その事も子供達に伝えました!みんなにしたら出来る事が多い中学生でも、全然出来ないと学びに来ているって事だけでも子供達には良い手本になります。お互いに刺激を与え合える関係性を大事にしたいと思います。
今日このグループで大きな成長を感じました!!
それは、最後のゲームをした際にボールは2個で自由にやっている中、なかなかボールが触れない(触らないかな?!)子もいました。そこで止めて『どうすればこの状況でうまくなれると思う?何をすれば良いかな?』という問いをしました。
子供の反応は重たかったので、さらに噛み砕いて質問。
『ボールを持った子は何を目指す?ボールのない子は何が出来る?相手チームはどうする?』という風に部分を切って聞いていきました。そして、当然上級生に混じってやっている1年生がいて、その子は流れになかなか入れていませんでした・・・。ですが、敢えてその子に真面目に質問しました。
『うまくなろうと思ってやってる???』と。
『うん!!』と言いました。深く、しっかりと頷きました。
『ボールを触るのと触らないのはどちらがうまくなると思う?』と聞くと、
『触るほうがうまくなる・・・』と答えてくれたので、
『じゃあどうしたら触れるかな?』と聞きました。
顔をしかめましたが真剣に考えてくれていました。だから敢えて強く言いました。
『自分で答えを出して!がんばって考えて!今逃げないで!!』と言いました。
沈黙が少し続くと、その子は近くのお姉ちゃんの顔を見ました。きっと助けてほしかったのでしょう・・・。でも、お姉ちゃんはヒントを与えずに見守ってくれました。そして周りもいつもなら沈黙に対してちょっと茶化すような雰囲気でしたが、今回はコーチの真剣さと本人の真剣さを悟り、一緒に我慢してくれました。
そして、『自分から声を出してパスをもらったりする!』と言いました。一旦泣きそうになりましたが、グッとこらえて自分の言葉で答えました。
その後のプレーは間違いなく変化したし、自分でボールを奪いにまで行っていました。終わった後の何とも言えない『男らしい顔』が印象的だったし、この成果を出してくれた周り全体が本当に『空気が分かる』ように成長したと思います。
子供は毎回本当にがんばろうとしてくれている。その思いに自分も全力で応える義務がある。
一緒に高める事をこれからも忘れないように、押し付けず、引き出せるようにがんばっていきたいと思います!