日 時 平成29年1月25日(水)10時〜11時30分
昨今 野生動物(イノシシ・シカ・・・)がよく人里に現れ、農作
物を荒したり、ゴミ箱をあさったりする光景が散見されます。
本来 森林に生息しているはずの彼らがどうしてこのような
行動に出てくるのでしょうか。
一番大きな原因は彼らの数が増えたことによるそうです。
人はその昔 エネルギーを得るのに森林の木を伐採したり
柴や落葉を拾ったりしてきました。
したがって、近隣の野山は禿山同然となり、とても動物達が住める環境ではなく、かつ食用等のため乱獲したため、彼らは絶滅に瀕するようになりました。
そこで国や県は保護政策をとりました。
やがて技術革新が進み、人は他の手段でエネルギーを手にするようになり、もはや森林からのエネルギーが不要になって、動物達は安住の空間を得ることになったのですが、今度は彼らの数が年々増えて、今ではイノシシとシカによる被害だけで年4億円以上も出る始末です。
最近では動物の数が異常に増えて毎年30万頭ほど捕獲している由ですが追いつかないのだとか。
野生動物が人里に下りてくるのは、ただ単にエサがないからではなく、里には農作物があり、街にはゴミ(彼らにはごちそう)があるからでもあります。
よって被害対策としては、①餌場を造らない。②痛い目にあわせて追い払う。③捕獲する。等々