日 時 平成29年2月1日(水)10時〜11時30分
オウムガイやアンモナイトは軟体動物の頭足類の仲間です。
頭足類の代表格はイカ・タコ等ですが、なぜ頭足類と呼ばれる
のかと言いますと、たとえば人間の場合は上から「頭→胴→足」
ですが、頭足類は上から「胴→頭→足」で、すなわち頭に足が
ついていることからこのように呼ばれています。
オウムガイもアンモナイトも約4億年前に誕生したそうですが、
アンモナイトは6500万年前に絶滅し、オウムガイはなんとか
細々と生き残りました。
なぜ、アンモナイトは絶滅し、オウムガイは生き残ったのでしょうか。
これにはいろいろと諸説はあるようですが、いずれにしろ生物が生き残るためには環境に合わせて進化しなければならないということです。
イカやタコは貝殻を捨てて捕食活動をスムーズに行えるようになり、広く分布しました。
しかしアンモナイトは殻を捨てずに形状の変化で生き残ろうとしましたが失敗し、絶滅いたしました。
なお、オウムガイとアンモナイトでは海中における生活範囲も異なっていたので、それも差がつく要因のひとつだったかもしれませんが・・・。
いずれにしろ、かろうじて生き残ったオウムガイもこのままでは(進化しなければ・・・)やがて○○万年後には絶滅するのではと危惧されているところです。