今日は、夢の実支援金交付事業である、D-SUPPORT INNOVATION主催の勉強会を見学しました。テーマは「発達障害児の歯科的特徴とその対応」。講師は堺市重度障害者歯科診療の田中健司さんです。
一般的な虫歯予防の話から、発達障害児ならではの必要な配慮等についてのお話でした。
聴覚過敏で大きい音が苦手、じっとできない、チェアーに座らない、パニックを起こす、とがっているものがだめ、などの特性を持つ子どもにどうやって歯科治療を受けてもらうか?という課題に対しての様々な工夫が紹介されました。障害者歯科の方針は、「暴れる子をどうやって抑えるか」→「いかに抑え込まないで診療するか」→「どうすれば患者さんが楽に治療を受けられるか」と変遷してきているそうです。
この勉強会は実験的に、会場の様子をインターネット上で中継して、全国の療育関係者とオンラインでつながっていました。「関心があるのに子どもを抱えて外出しにくい」という人も参加できるようにとのこと。講義の後の質問は、会場の親御さんだけでなく、ネット上の視聴者からも挙がっていました。
新しい手法も取り入れ、これからの拡がりを感じさせる勉強会でした。
D-SUPPORT INNOVATIONの支援金交付事業の報告は、
4月22日(土)13:00〜の夢の実支援金成果報告会で発表される予定です(団体の発表順は未定)。ご関心のある方は、ぜひみのお市民活動センターへ足をお運びください。