今日は八千代スクールの今年度最終活動となりました!
外は穏やかな良い天気でしたが室内はちょっと肌寒い感じがしました。それでも少し動き出すと一気に汗が噴き出してくるような感じでした。
スクール前の時間には自分が何も言わなくても自分達でチームを決めて試合を行っていました!こういう単純な自主性が身に付いた事も八千代スクール自体の成果だと思っています。八千代地区、中区、黒田庄という違う場所から集まってくれている事もあって、序盤は非常によそよそしくて一緒に試合をやろう!って誘える子も少なかったです。でも、こうして一年も終わりを迎えるこの時期になると自然と一緒の時間を共有出来るようになりました。子供が持っているこういう力ってなかなか事が起きる前には分からない事ではありますが、これからも信じて一緒にがんばっていこうと思っています。
スクール全体を通して言い続けていた事としては『みんなで一緒にやろう!』という事。
でも、この言葉の意味を勘違いしてほしくないのは『同じタイミングで同じ事をやろう』という事ではありません。一つの事を一緒にやりながらお互いにあ〜だこ〜だ言いながら意見を出したり、聞いたりしてやっていこう、って意味です。
近年の子供はインターネットの普及もあって、会話が非常に苦手な子が多い印象があります。思っている事を上手に言葉に出来ずにそれを待てない大人が先回りして意見を代弁してしまうような事が多いようになっています・・・。だから、そうした『ツケ』は後になって絶対に回ってくるし、困る時期が先になるだけであり、解決にはならないのです。
だからこそこのスクールだけの時間であっても『しゃべる習慣』を付けてほしいと思っているし、上手な言葉を使うとかではなく『思っている事を話す』だけで十分です。そこから人と人が繋がっていくと思うのです。
自分で考えて、自分で工夫をする。
これは上達に欠かせない要素ではありますが、『それだけ』は自主練習でも出来る事です。そしたら全体練習、仲間がいる時はどうするの?という事で、自分で考えて工夫をする事をベースにして『他者の意見を聞いてさらに発見する、もしくは改良する』事をすれば良いと思うのです。仲間で一緒にやる、という事を色々刺激をもらう事だと思ってほしいのです。
スクールはチームで活動をしている訳ではないし、このメンバーで試合をする事はありません。でも、ここで得るきっかけによって自分のチームでもしゃべるきっかけになればいいな、と思うし、そういう事が自分にとって有益である事を分かってもらえたらうれしい。
今日もボールを触っている時間にはお互いに話をしながら色々やれました。
最初は出来ない事はすぐに諦めていた感じの子もいましたが、今では『どうやったら出来るんだろう?』って疑問に変わってきました!それってものすごく大きい事なんです!
人間が諦める時って大体『どうせ出来へんし・・・』という考えの元でやると思うのです。それがこの年代だからこそ!『何にだってなれる時だからこそ』色々やってみよう!という考え方を持ってほしいのです。実際に、最初の頃に出来なかった事が出来るようになっている子ばかりだし、今日だけの時間でも『あ!出来た!』って子もいます。誰が?いつ?どんな風に?なんて誰にも分からない。
可能性が誰にでもあるし、それを押し付けるのではなく『自分で自分を信じさせる』ように出来れば子供達もきっと色々な事が出来るようになるし、一番は『こんなやり方もあるな〜』って事に気付いてくれる事です!
中学生にも同じ事が言えるのですが、出来る事が少ない子って『自分はこれしか出来ない』って逆に、勝手に信じ込んでいる事が原因なのです。もっと色々なやり方、考え方、可能性ってあるのに自分で自分に蓋をしてしまっているだけなのです。だから、成長していく子の共通点としては『こんな考え方もあるのか〜!こんな見方もあるのか〜!』って発見が出来る事。そういう子は間違いなく成長していきます!
固定観念は育った環境でほぼ決まります。大人が『こうだ!』って言ってしまう習慣によって子供も『そうなんだ・・・』と思い込んでしまう。そういうのが多すぎて子供本来の姿、個性、アイデアというものがスポーツの中に消えているような気がしてならない。みんな大人(コーチ、先生、保護者)によって『こうしなさい』と言われたものばかりになっている気がしてならない。。。
この違和感とこれからも戦い続け、向き合い続け、子供が自分で得た達成感や笑顔を本当に大事にしていきたいと思う!
こんなヒントを毎回くれる子供に感謝です!!また次年度も一緒にがんばれる子が多いですが更なる成長を目指して一緒にがんばりましょう!!