期 日 2017年3.月18日
参加者 小川、山本、川本、西川、西村(昭)、豊買、岡崎、森川(久)、岡澤、湯浅、 政元、勝間、濱田、能勢、赤松、青野、日後、小宮
市社会教育課 佐久間係長 市役所 藤田さん

 今年最初の松尾湿原は、昨年12月10日以来3カ月ぶりの活動です。わくわくどきどき・・・期待に胸躍らせてバスに乗り込みました。
 休所中の自然の家は、特に荒れている様子もなく一安心。
 いつものようにラジオ体操の後、「今日の活動は、草刈りと焼き芋です」との会長の言葉に、思わず顔がほころびました。
 これまで刈り取って積み上げていた枯草や枯枝に火を入れてその見張り番をする人や、焼き芋の準備をする人、湿原内の枯草を草刈り機や手作業で刈り取る人、刈り取った草を運び出す人・・・、いつものように三々五々に分かれて手際よく作業開始です。

雨靴を履いてぬかるんだ湿原内の横倒しになった枯草を刈ると、根元に陽の光を待ちわびていたかのようなミミカキグサ(?)の小さな芽が確認できました。
同時に小さなまん丸いウサギの糞もそこかしこに見られました。これは富栄養になるので即刻撤去しましたが、人気のないこの場所でのびのびと過ごしていたウサギの事を思うと複雑な気持ちになりました。

夢中で作業をしている内に、早や昼食の時間です。きれいに刈り取られた湿原を後にして集まった会員に、思いがけない差し入れが待っていました。男性会員のKさんが16種類の野菜を6時間かけてじっくり煮込んだスペイン風スープを作って来てくれたのです。皆ふうふう言いながら美味しくいただきました。

午後、カスミサンショウウオの卵が見つかったとの声に皆大興奮。朝から探して見つからなかったので、ほぼあきらめかけていたところ、いつもの川の中に今年もちゃんと卵を産んでくれていました。
 社会教育課からギフチョウの観察会の案内があり、自然の家で40年間飼育していたギフチョウを絶やすことなく飼育していて、観察会が行われることになったと聞いて、ほっとしました。そして、休所中の自然の家でこれまでの湿原保全活動を絶やすことなく続けることの意義を再確認しました。
 やがて一つ一つアルミホイルに包まれたさつま芋が焼き上がり、皆ほくほく顔でほおばりました。食べ終わったら、念入りに火の始末を行いました。留めの雨が降ることを祈りつつ。

帰りにフキノトウの群落に出会いましたが、皆で共有できなかったのが残念でした。
来月はショウジョウバカマの可憐な花に出会えるのが楽しみです。
参加した皆さまお疲れ様でした。 (記:小宮)