見つめ直そう!!クラブユース大会!

せっかく咲いた桜もあっという間に散ってきました。。。

綺麗な花を咲かせる為に一年間グッと耐えて、蕾を膨らませて準備をし、短い期間でも必ず咲かせるこの桜。

毎年必ずこのサイクルがあるからこそ本当に美しい花なんだと心から思える。なかなか耐えている期間、準備している期間なんて誰もお花見しませんよね?努力なんて見えないものなんですよね?それでもやるから美しい。今日はこの散っている桜を観て改めてその命の儚さみたいなものを感じました。

どうしてなのか???

綺麗な花にだけ目を向けて、そんな花にだけ憧れを抱いて、準備も努力も忘れてしまっている選手達だからです。

今日は気温がグングン上がり、夏日に近いぐらいの暑さでした。

そんな中でも芝生というグランドを用意していただき、会場まで運んでいただき、控えの選手達の支えをしていただき、審判をしていただき、応援をしていただき、本当に大好きなサッカーをやる『だけ』の環境を整えてもらった事でもう感謝も向上心も、競争心も、好きな気持ちも全部どこかに忘れてしまっていました。

自分達が決めたメンバーの中にあったのは『綺麗事のイメージ』だけでした。良いプレーをイメージする事は大切だし、そこへ向けてイメージを表現する為の努力も大事。ですが、『相手がいるスポーツ』では長所を消されるし、プレッシャーを掛けられるし、相手の長所が自分の反対側にあれば自分のほうへボールが来ない事だって起きる。それこそがサッカーであり、うまくいかない、関わりたくても関われない時があるスポーツ。

それなのに、『やれない環境にワガママな感情』を持った選手ばかり。

2年生が必死に体を張り、ボールを追いかけ、ゴールを奪ってくれる中、自分の時間を割いて、家族の協力を得てまで休み返上で応援に来てくれた1年生がいる中、ワガママな感情むき出しの3年生が良かった試合を台無しにしてくれた。

自分の中でチャレンジさせたい気持ちを優先させた奈央くんの投入は良かったと思える。でも、その奈央くんが初スタメンで緊張するのなんて想定の中に入ってないの?ってぐらい『当たり前にみんなと同じ事をやる基準』で周りは動き、それがしっかりとミスに繋がった。そしたらミスした奈央くんのせい?絶対に違う!選んだリーダーのほうに問題がある。

前向きなチャレンジには拍手を送る!前半の奈央くんのチャレンジは全然問題ない。勝ち負けよりも、長い目で見たらチームの中に経験を重ねた仲間が一人増えるのは価値があるからです。ミスした事も大事な経験として残る。それは全く問題ない。

大問題はスタメンに定着してきたメンバーの『身勝手ぶり』だ。

相手に要求するばかりで、自分がうまくいくまでやり続けるとか粘るとか、形を変える努力なんてしようとしない。全部相手のせい。

さらにはミスの後には落ち込むばかり。外からのコーチの言葉にも下を向いて相手にもしない。分かっている事を言われて腹が立つならばグランドの中で、ピッチに立っている責任と共にやり返せ!と言いたい。実に男らしくない。口先ばかりの身勝手集団にサッカーが上達する方法なんて関係ない。

そんな事より、ピッチに立つ責任だったり、試合が出来る喜びだったり、相手がいるありがたさだったり、応援に来てもらえる幸せを感じる人間になれ!!!

出来て当たり前。
やれて当たり前。
してもらって当たり前。

冗談じゃない。

ベンチからも試してみたい3年生はいたが、その3年生達にこんな最低の空気の中に入れる訳にはいかなかった。

チャレンジさせられる場所にしなければ交代選手にも失礼だから。

それでも顔を上げて、自分が出られない悔しさを殺しながら、ちゃんと理由を聞きに来てくれた。そして、もちろん全ての考えを伝えた。こうやって出れない悔しさがあるメンバーがいる事でチームは救われるが、上を向かないといけないのは今日の試合メンバー。

良い経験をさせてもらえています。未熟な人間性がそのまま出ます。

結果にももちろん出ます!

落ち込むだけか?やり直すのか?男になるチャンス。奮起を待ちます。