手塚治虫を育んだ自然

日 時 平成29年4月26日(水)10時〜11時30分
 手塚治虫は5才の時に祖父が建てた別荘が宝塚市御殿山に
あり、一家は転居してきました。
 当時の宝塚は阪神間のリゾート地で、雑木林に囲まれた自然
豊かな街でした。
 彼が昆虫に興味を持つようになったのは小学5年生のときで、
友人に図鑑を見せられたのがきっかけだったようです。
 その友人に誘われて箕面公園などに昆虫採集に出かけるように
なり、その頃からペンネーム「手塚治虫(甲虫のオサムシから)」を使い始めました。

中学生になると自らクラスの仲間を昆虫採集に誘うようになり
御殿山の他、箕面公園や能勢などの野山に出かけ、昆虫学者
を夢見ていました。
 その後、自身の負傷(両腕切断かと思われるところを名医に
助けられる)が動機になって医者を目指すようになりますが、医
学生時代に発表した漫画が評判となり、結局 医学博士の学位
をとりながらも漫画家の道を選んだとのこと。
 現在は約20年暮らした宝塚に「手塚治虫記念館」があります。