『自然』な流れ!鳥取遠征2日目!

昨日も朝から『超』がつく快晴でした♪

早朝からの第二弾鳥取遠征!!保護者の皆様方の協力もあって誰一人遅刻もする事なく元気に参加をしてくれました!

こうして二日間連続で参加させていただくのは初めてだし、自分自身もどうなるか?が楽しみでした。年下の子が相手に多い中で『慣れてダレてこないだろうか?』という疑問も常にある中でした。それでも、それを口に出してしまうと子供達にはまた余計な力が入ってしまうので言う事はせずに心の中に止めて置いて見守るようにしました。

でも、そんな大人の心配など必要のないこの場の雰囲気は素晴らしいもので、二日目も初日と変わらず、初日以上に進化させながらみんなが交流をする中で『ここでしか学べない事』をやってくれていたと思います。誰に、いつ、話しかけてもその反応は良かったし、楽しめていないような子は誰一人いませんでした。正直、今の1年生は自分から楽しむのがあまり上手ではありません。でも、昨日はJFC..Sさんのチームに合同って形で一日入らせてもらい、直接同じチームでずっといる事であの空気をもらっていました。本当に『うまいな〜』って思うのは作られたものなんだけど、ごく自然に出せているからなんだと感じました。

やらされている事、やらされている子が誰一人いない。

みんな自分なりに目的がきちんとあるという事。だからボールを扱うという事を習慣化させる為にも素晴らしい遊び方を教えてくれる。みんなイキイキとボールを触れる。分からなかったら質問をして、それについて一緒に考えたり教えてくれたり、細かいアドバイスも出来る。とても充実した時間を送れる。

ただ、課題と言うか発展させていきたい部分としては『どこで苦労をするか?』という所。いつも楽しい、楽しい、楽しい、ばっかりではそれすら『慣れて』しまって努力をしなくなる。底辺が底上げされて、自分でうまくなった実感を持てるとそこで満足してしまう子がどうしても出てくる。これはファルコの子にも何度も言っている事だけど、うまくなるのは笑顔で、力を抜いて出来るけど強くなる事はそうはいかないって事。

強くなるという言葉自体が『弱さに勝った時』という事にもなるし、弱さに勝つんだから何かを越えないといけないのです。

JFC..Sさんは小学生の2年生が自主的にそれをしていました!

一周1キロ以上あるコースを自分から走るのです。小学生が自分の課題に自分で向き合うだけじゃなく、行動にそれを繋げるんですから驚きです。それを中学生に見せても
『すごいですね〜』で終わり。

そこの差ですね!

『俺も!!』ってなれるかどうか?の所。しんどい要素が入ってくると『どうせ俺は無理』って思考がすぐに入るのがファルコ生の弱い部分。そこが興味のある事で夢中になればいつの間にかやっている、って設定を作ってもらえるこの場の空気感は本当にすごいし勉強になる。何が大切で、どこを大切にしないといけないか?が全部分かる。来る度に見えるものが変化していくから何度来ても楽しいと思える。

きっと毎日一緒に参加させてもらっても飽きる事はない。

やっぱり初日に比べて行動力も上がったみんな!

初日はなかなか自分からは行けなかった所も、二日目は他のチームに自分から声を掛けて一緒にボールを蹴っている子が増えた。また昼休みの時間は坂口さんがあれこれメニューをしてくださった時も『誰かやれる人?』というみんなが一番苦手な人前でやる、人前に出る、って行動を自然とやるようになった。特に目立ったのは3年生の和弥くん。

つい一ヶ月前の春休みの最初に二人きりでコンコンと話をし、試合にも一切出さない日々が続いていたあの日が嘘のように今はずっと笑顔でボールを触れる。笑顔で話せるから相手も笑顔になる。気がついたら和弥くんの周りにも小学生が集まっているシーンを見た時になんか胸にこみ上げてくるものがあった。親になった気分だった(笑)

誰が、いつ?どこで変化、成長するか?なんてやっぱり誰にも分からない事。それを『外』だから気づかせてもらえるという事に改めて感じさせられたこの二日間。

和弥くん一人が強烈な印象にはなったが、一人一人に細かい変化も見受けられた。

走る事に関してプライドがある大輔くん、翔大くんは鳥取の子を驚かせるスピードで走ってみせ、自分達も負けない自信を持てたように思う。しんどい事を最後までやらなかった弱さに直面出来た子も数名いる。

全部が『自然』に出たシーン。わざわざ出させたものではなく、自然と。

ここには芝生のグランドがあり、大山という広大な山があり、日本海という海があり、周りからは鳥の鳴き声しか聞こえない環境。人が作ったグランドだけど、それ以外は本当にごく自然にあるものばかり。子供が育つ環境ってどれだけ『自然』か?なんだと思う。無理やりに強い環境、高価な物、肩書きがある人に会わせた所で子供個々のタイミングがある中で全部が良い方向へ向かうとは限らないって事。

一人一人のタイミングがあり、いかにそれらを自然に出せるか?なんだと思える。スクール生だから、エリート塾生だから、小学生だから、中学生だから、じゃなく『この子だから』って考え方と接し方が必要なんだと再確認させられた。大きな出来事。

進歩、進化するって事は簡単じゃないけど、簡単な事でもあると思える。要は自分次第なんだって事。

遠くに来たから得られたのではなく、この場所、このチーム、この人に出会えたからこそ得られたというもの。大切に、大切にしたい!感謝と、感性と、感動。この場で自分が得た3つの『感』。

みんなは何を得られただろうか?きっと何かはあったと思う。そういう場所だった事をすごいと思いながらも自分の地域でそれを作らないといけないって使命感も感じた。がんばろうと思う!いつか『行きたい』場所になれるように『出会いたい』人になれるように自分らしさでがんばってみようと思う。