今日は朝からものすごく良い天気でした!!

チームは休みにしていたのですが、トレセン選考会が全学年行われていて今年は自分も1年生のトレセン担当という事で役割を与えられたので一年間がんばらないといけません。今日はその最初の選考会という事で、北播磨の中学校、クラブチームのメンバー70名を越える人数が集まり選考会半日掛けて行いました。

もちろんそれぞれのがんばり、思いをたった半日で判断をするという事は簡単ではありません。全てが分かる訳ではありませんが、今日選考会に参加してくるメンバーがどれだけの準備、思いを持って参加出来ているのか?そういった部分を見させていただく事になりました。

自分はこれまでトレセンは担当していなかったので、ゆっくり見させてもらうのは初めてだったのですが、やはり個々の技術というものは高いな〜って思います。

特に北播磨ではイルソーレさんやセリオさんが多くてそこに在籍している選手達は負けん気も強く、一人一人がやってやろうという思いが強く出ていました。ファルコからも4名参加をしていましたが、まだまだ自分を出すという事や他のメンバーと関わる、絡むという点では弱かったし、こういう選考会という場は『何かをアピールしないといけない場』である事をもうちょっと理解してほしいと思いました。

自分は自分のチームに対してやはり平等でありたいから特別にOKをする事はまずないし、うちの選手に関しては他の先生方の評価のみをいただく形にしています。自分としては受けたいと思ってくれた時点で自信を持って送り出している訳だし、それが評価されなかったらそこまでだと思ってもらうしかありません。自分が評価を加味して何とかするという事はせずにみんなのがんばりを純粋に応援しています。

チームは4チームに分かれてそれぞれのアップから開始し、ゲーム、リフティング、走力という形で観るという事でした。

自分は全体像を見ながら個別に気になった子に意見を聞いたり、考えを聞いたりしていきました。監督という立場ではないし、サポートなので出来るだけ細かい部分のフォローをしたいと考えています。自分自身の成長の為にも出来るだけ多くのサッカー小僧達と話をして、色々なサッカー観も聞きたいと思っています。

トレセンという場は何も人間のランクではないし、偉い訳でもないのです。人間が見ている事ですから全てを見抜けた状態でもありません。ただ、観る側も責任を持って選ぶ事はあります。用紙を持って来なさいと言ってるのに忘れるとか、自筆だと書いているのに親が書いているとか、やはり『自分自身がやるんだという責任』からして甘い子もいました。サッカーがうまくなるという事を日常から見直してほしいという事もトレセン活動を通して学んでほしいと思います。

個人的にはみんな技術があるし、ボールを持った時のアイデア、技術はしっかりとしていました。

でも、8人制をやってきた弊害みたいなものがあって、広くコートを使う事がなかなか出来ない事。個人の力しかなく、連携を取る、カバーをする、フォローをする、という考えもほとんどありませんでした・・・。トレセンを引き受ける際に今の北播磨地区の課題を聞いても守備面が大きな課題であると聞いていたので、自分は特にそこの意識を強調して見守りました。

GKを含めた守備ラインが何を観ているか?考えているか?を見たり聞いたりしていると、やはり他人の事にあまり関心がないというような感じが多くありました。広いコートを一人では守れないし、だからこそ協力する力が必要だと思います。逆に言うと、各チームで個人を磨いてもらっているならば、せっかくのこうした場で『それ以外の事』を学んでほしいと思っています。

チームの為にやれる事まで出来る・・・『個』というものがどこまで出来る個なのか?という所を自分の目と実際のやっている子供の考えなどを聞いて一緒に学べる時間になればいいなと思います。