いくつになっても人は学べます!

体力が続く限りサッカーをしたい・・・そう思っていた自分は30歳を越える時に思っていました。その時からもう10年近くが経過していますが、その時よりも楽しんで、出来る事も増えながらサッカーがやれているという事実。

体力だけに頼っていたのですが『うまく使う』という発想が持てない自分はとにかくトレーニングをして体力を維持させようとがんばってきました。ですが、上手に使う、うまく使う、そして『うまく向き合う』事によってまだまだサッカーが出来る体である事に感謝をしたい。これに気付かせてくれたのは30歳を越えてからの出会いである全ての方々のおかげ。実際の使い方ではベゼルさんや鳥取の子供達に教わった気がしますが、考え方という点では目の前の子供達、その保護者の方々から学んでいます。

これからも、ずっと続けていきたいと思っているし、子供達も先の自分をイメージしながら今をがんばれる人間になってほしいと思います。

今日はスクール生からすると『先の自分』というような存在であるファルコの中学生が二人参加をしてくれました♪

波琉くんと旬くん。

どちらもチームの中で日々成長しようとがんばっている人間。現実はなかなか思うようにはうまくはいっていない事も多々ある中で、そういう自分の中の何かを変えようという行動の一つなんだと思います。自分はこういう選手達の行動を誇りに思います。何かを変えたい、って口だけ言える子はどこにだっています。ですが、結局行動に移さない人間というのは『周りに期待している』だけなのです。

行動してこそ初めて自分次第だと気付くのです。この変化は大切だし、全員がいつか理解すべき事だと思っています。『つもり』をなくそう!という事は中学生にずっと言ってる事ですが、未だにつもりで終わっている子もたくさん。ですが、こうして一人でも、二人でも、ゆっくりでも、確実に変化していく事が何よりうれしい事です。やろうとしない、やっていない子に目を向けても仕方がないのです。

やろうとする人間、やっている人間、その成果を大切にしていこうと思います!

せっかく参加をしてくれた二人にはどんどん関わってもらいました♪

まだ波琉くんは自分が持っている緊張感が外に出てしまうし、相手に伝わってしまうから相手も緊張しがちです。ただ、時間が経過していくと打ち解けていけます。そのタイミングをいかに早く出来るか?は波琉くん自身の課題ですね!旬くんは昨年から参加してくれていた事もあって、自然に入っていけるようになっています。回数が多いから・・・じゃなく『経験』が自分を大きくしているのです。これが『育つ』という意味でしょうね!
同じ学年の二人ですが、経験している回数によって他者への関わりには少し差があった感じはありました。

スクール生も少し最初は距離があったけど、最初にゲームをした事でワイワイ出来るようになりました。トレーニングの時間には、一緒に考えたり、出来ない技を教えてもらったり出来ていたし、今日は特に『これが出来た!』という事を表現してくれる形が多く、長く、いかに自分で出来る事がうれしいか?を感じさせてくれましたね!こういう『自分の力で手に入れた成功経験』はずっと残っていくだろうし、これを全員に経験してほしいと思います。

中学生も『伝える言葉の難しさ』を理解してくれたと思います。

自分が出来る事でも、出来ない子に伝えるというのは容易ではありません。でも、それをうまくやろうとする、言葉を噛み砕くという事もやってくれていたしそれによって成功した子がいました。見守る自分は言葉の選び方などに感心する場面もあったし、成長したな〜って思う事もありました。

足元の技術、技に関しては本当に増えたしうまくなっています!!!

しか〜〜〜し!!最後のゲームで『3タッチ以下』に限定した途端に頭が下がる、頭が止まる、という二人(笑) やはり『ゆったりとやる』事が苦手ですね(笑) でも、これを繰り返していくときっとうまくなるんだろうな〜って思います。急がなくてもサッカーはうまくやれるんです。いや、急がないからうまくやれるんでしょうね!

その事にいつ気付けるか?です!スピードに『頼る』と『ごまかす』だけで終わってしまいます。ごまかせないスピードで、歩いてでも相手の逆を突けたりする面白さに出会ってほしいな〜と今は願うばかりです。

でもね、二人の存在はスクール生にとっては最高の手本だと思います!

『今日、友達が出来た〜〜!!!』

と小学3年生の翔太郎くんが言う相手が、

『はる〜〜!!!』

と中学2年生の波琉くんの名前(笑)

先輩とか、余計な肩書きじゃない『対等』になれた二人の人間性はとても素晴らしいと思います。最後までワイワイと過ごしてくれたスクール生の中に、今日の出来事は何か残ったはずです。

こういう学年、チームを飛び越えた繋がりをずっと大事にしてほしいです。サッカーというものが繋いでくれたこの大切な関係をこれからの自分の財産になる事、今は分からないだろうけどサッカーやってて良かったと心から思えた日にまたコーチとこの日のような話をしましょう!!

素敵な時間をありがとう♪