昨夜の大雨、雷には驚かされましたが、朝になるとすっかり晴れ渡り綺麗な青空でしたね!そんな快晴に恵まれて風もあって気持ち良さを感じた昼間だったのですが、夕方以降になると気温はグッと下がり、今度は肌寒くなります・・・。こういう温度差は体にはこたえるのでどうか皆さん体調管理にはくれぐれも気を付けてください!
夕方の八千代スクールではスクール前のゲームで今日も20分程ゆっくりと眺めた後に、
『今日のゲームは20点!』
という評価を下しました。笑顔の数みたいなものになります。上手なプレーとか、勝つとかそういうレベルではなく単純に笑顔の少ない、前向きさがないゲーム。また日常に逆戻り。。。この繰り返しの葛藤をしていくしかないのですが、まだまだ楽しめない事が『誰かのせい・何かのせい』になっていると思います。この思考が変わらない限りは日々成長、日々発見という事は出来ないでしょうね。当然それだけ成長も遅くなるって事になります。
まだまだ子供達は『受動的』です。
これを『主体的』に変えます!
時間は掛かります。意味が分かる前に我慢が出来ない人が出る事もこれまでもありました。
『面白くない』
という言い訳を吐いて。。。
面白くない状況とは、本来自分の責任であり、面白く出来る力も自分のおかげなのです。それを鼻から周りに任せて期待しているから何もしない人は不満ばかりが先に出る訳です。大人がそうなるとそこで育つ子供も同じようになる。それは当然の事です。
だからこそ、子供に対して『自分自身がやるんだよ』って事を伝えられる大人であり続けます!
ゆっくりですが、芽が出てきているのです。
やはりこの地域性もあるのかも知れませんが、自分が関わらせてもらって数年掛かってから気付いてくれる人が増えます。スクールで言えば5年生辺りになってくると、言葉に対しての行動が繋がってきます。
2,3,4年生達はまだまだ目的が自分で決められていません。何故かサッカーをやってきて、何故か決められたポジションをやって、何故か与えられたメニューをこなしている日々が多いからでしょう。
何となくやっている事が当たり前になっているという事です。その習慣を変えるのはやはり時間が掛かりますが、どう考えても自分自身の事であり、自分の人生の事ですから自分で決める、自分が決める、という事はしなければなりません。
簡単な事であっても、『僕はこういうプレーをしたい』という風に思う事から始まると思います。それもないのに、『サッカーがうまくなりたいです』と言った所で、サッカーというものが何なのか?どうなりたいのか?が見えていない子がうまくなるという事は不可能なのです。
目先の事をがむしゃらにやる事も悪い事とは思わないけれど、その先がどこに繋がっているのか?が見えていないとがんばった目先の事すら意味が薄れてしまうものです。
今日、ようやく一人の5年生の子が『一つの事だけやってみていいですか?』という考え方を出してくれました。いつもは3種類の事をやるのですが、別にやりたい事がハッキリしていればそれでも良いのです。3種類というのはあくまでこちら側からの選択肢であってそれが絶対という意味ではありませんから。
一人の変化、一人の情熱みたいなものに感化され、周りには自然と一人、二人、三人と人が集まってきました。こういうものなんです。情熱のある場所に人は惹かれていくものです。それが一人でも分かってくれたとすれば意味が大きいのです。
このスクールの中の試合で一人抜いたからって何も変わりません。得点を決めたからって変わりません。守備をしたからって変わりません。走ったからって変わりません。
変わる時というのはただ一つ!!
『目的があってそのプレーを行った時』だけです。何も考えていないのに、たまたま成功したようなプレー。仲間のがんばりだけを期待して、最後にチョコンとシュートだけ決める。そんなの何万回しても変わりません。
みんなは『うまくなりたい』って来ているんですよね?
その『うまく』をもうちょっと細かく考えてみませんか?
『何を?』『どのように?』やりたいのですか?
そこまで見えればやるべき事も見えてきますよ!
今日、大半の時間を一つのボールを上げる技に費やした5年生達へ!
『技を完成させる』のではなく、『どうして上がるのか?』を知る、考えるほうが価値がありますよ。
『出来た〜!!』よりも、『分かった〜!』になりましょう!!