日 時 平成29年6月19日(月)13時30分〜15時
日本美術のうち、今回は屈曲を活かした構図をもつ屏風や
掛ける瞬間の面白さを狙った掛軸についてご教示賜りました。
これらの共通した点は・・・
①使用時以外は画面の見えない状態で収納している。
(そのため、基本的に絵具や墨をあまり塗り重ねない)
②季節や機会にあわせて選び、使用する。
③基本的に1点ごとに鑑賞する。
④表具・表装を伴う。 ・・・等々です。
まず、屏風(風よけの意)の特徴ですが、「大部分は横長画面
である」「屈曲させて立たせる」「全画面を開かなくても鑑賞が
可能である」「六曲1双が多い(約9割)」「表裏に描いたものも
ある」等々でしょう。
また掛軸は、「縦長のものが圧倒的に多い」「対幅・三対幅等
の種類もある」「掛ける場所が決まっているものもある(大幅)」
等々です。
(写真上は屏風、写真下は掛軸の展示風景)