3ヶ月が過ぎると一つの区切りという風に考えています。
振り返りをすると、どの場所でも変化が起きているもので3ヶ月というのは一つの目安になります。八千代スクールも例外ではなく、変化が起きています。
初対面が多く、人見知りが多かった事もあってなかなか一緒にゲームをやるのが出来なくて、コーチが間に入って行っていた頃から今は自然と出来るようになっています。コーチの力を一切借りる事なく始められるようになり、一生懸命やってくれています。
一つステップアップしました。当たり前に出来るようになった事は『本物』ですから!
でも、今日も外から見守っていて面白くないゲームをしている事を指摘。その理由はそれぞれの感想にありました・・・。
・抜きたいフェイントが出来た
・○○くんを抜いた
・シュートを決めれた
という事でした。出来る事が増えたのは成長!!ですが、『○○だけ』という考え方がサッカーを上達する事の上で足りないという話をしました。
みんな『自分の事だけ』しか考えていません。
ゲームを始める前のボールの管理の仕方。荷物の揃え方。あだ名の付け方。ファールを平気でしてしまうやり方。
全てが『自分勝手』である事が楽しくないゲームの理由だと話しました。
『自分がうまくなる』という事はとても大切です!やりたい事をやり、自分の出来る事を増やすのは何も問題ありません。ですが、サッカーというスポーツは一人でやっている訳ではないので、やりたい事をやっていく中で『誰かのおかげで出来ている』という事に気付かないといけないのです。周りに点を取らせてあげてほしい、という事ではなく、『取らせられる事も出来る』という選択肢の多さが大切なんです。
みんな自分の事、しかも目先の事しか考えていないから『自分のやりたい事が出来たから楽しい』になるし、反対に『やりたい事が出来なかったから面白くない』という感情になるのです。
サッカーそのものを好きだと言うのであれば、うまくいってる時間も、いかない時間も楽しいと思えるようにしないといけません。
うまくいかない時間のほうが長いし、試合をすれば相手も含めて一人しか触れないボール。それ以外の時間は自分がやりたい事をやれない時間帯なのです。その時に何をするのか?どうするのか?何をしてあげられるのか?を考えられるようになってほしいのです。人の為、仲間の為に何かをしてあげられれば、きっと自分も何かをしてもらえるし、助けてもらえる。それをやっていこう!という話を最初にゆっくりみんなと話しました。
なりたい自分になる為にも必ず周りの力が必要だし、試合をした時に応援してくれる家族にもがんばっている姿、みんなと楽しそうにしている姿を見せるようにしないといけない事も話しました。自分だけ、自分の事だけ、にならないようにしないといけない事を伝えてスクールをやっていきました。
先週末に試合(公式戦)があったチームの子が大敗したらしいのですが、その結果よりも『全然楽しくなかった』という感想が悲しいのです・・・。
スクール生の普段の試合は見てあげる機会がないので内容は分かりませんが、どんな試合であっても相手から学ぶ、強いなら教えてもらうという姿勢を持って『自分をうまくしよう!』と思っていれば結果がどうであれ『楽しかった・何かを学んだ』となるはずです。そうなるように自分の考え方を変えてほしいのです。
ボールを思うように扱う事。どうして扱えないのか?を考える事。
今はそこに集中して行っています。考える習慣。
面白いのは、前向きに取り組むようになってくると、やはり自主的に質問が増えてくるのです。やりたい事、なりたい自分が頭の中に整理されてくるとどうすれば良いか?の疑問も出てくるという事ですね!
一人一人何かに取り組むようになってきました。
自分の頭で考えて行動してくれています!
まだ『心』は伴っていない子も中にはいますが、みんなが同じタイミングで良くなっていくとも思っていませんし、ゆっくり関わっていこうと思っています。
今は少しずつ積み上げている事を認めて、一緒に考えて、一緒にうまくなっていく事が出来ればいいかな、と思っています。今日だけで多くの事を得ている子もいます。きっかけは自分次第。自分の基準を壊せない子はなかなか変化しません。
自分を持つ
という言葉と『意固地・頑固』は意味が違う事を分かった人から成長していくものだと思います。子供であれ、大人であれ同じ!!
自分も柔らかく成長し続けていきたいと思います!!