梅雨空の今日は雨が降ったりやんだりの天気でした。

こういう時期の晴れはとてもジメ〜っとしているので体も心も少し重たくなりがちですが前向きにがんばりたいと思いました。

今日も元気に参加をしてくれた面々。

『サッカーがうまくなりたいです!』はいいけれど・・・・

『学びます』という姿勢はありますかね???

結局、本人は最後まで気付かなかった(コーチはヒントを出しましたが)のですが、スクールに来て、会場に入ってガム噛みながらやる姿勢は学ぶ姿勢には値しません。学校に噛みながら行きますか?そこの線引きも出来ない無責任な人間にこちらが何かを教えるなんて事は出来ません。教えてください!の前に自分の姿勢に責任を持たせたいと思っています。

スクールまでの時間、子供達でいつも通りにゲームを行います。

それを見守りながら『今日も面白くない』という感想でした。途中、個別に何人かと話をしました。自分が面白くないから、ではなく『何を楽しいと感じてやっているのか?』を聞きたかったからです。

来たらとりあえず試合をする。
とりあえずチームを分ける。
とりあえずやる。
何となくボールを追いかけ、
何となく来たらドリブルし、
何となくゴールを決める。

そんな繰り返しの世界。。。

要するに、『どうしてサッカーを、試合をやりたいのか?』がないって事。何となく、学校で、好きな時間で、余っている時に人が集まればやっている、という休み時間と同じ。

それが100%悪いとは思わないけど、何を学びに来ているのか?という行動に目的が見えないのはやっぱり成長をしていく上ではマイナスである事を分かってもらいたい。

やりたい事だけをやりたいだけやる為に来ている場所ではありません。

参加しているみんなにとって良い環境を作るべきだし、その為の『自分』なんです。つまり、周りの事も考えないと、見えないといけないんです。人に合わせなさい、人の真似をしなさい、ではなく『色々なやり方がある中で自分は何をすべきか?』を判断しないといけないのです。

人にくっつかないと出来ない子がまだまだ多い。合わせる事が正義みたいになっている部分もある。人と違う事が正しい、間違っている、ではなく『どうして自分がそうしたいのか?』を持つ事です。

対話をしてもほとんど返答がないのは考えてやっていない証拠。言われた事だけをやる癖が染み付いてしまっているという事。我々大人の責任なんです!子供に責任を『押し付ける』ではなく『取り上げる』のでもなく、『与える』のです!それが大事なんです。簡単な事であれ『あなたが自分でやるんだよ』という場、機会を与えないといけません。大人が作った道を歩かせるだけではチャレンジなんて到底しません。

与え方を間違えると自由を間違える。

そういう事なんです。

コーチがタバコ吸いながら、酒を呑みながら指導しますか?自分自身がやりたい事を我慢出来ずに良い指導なんてありえません。だからこそ子供にも責任というものは簡単な事であれ、自ら果たす事は考えてもらっています。貸し出ししている道具もまともに返せない。それだって自分が楽しむ為には借りるのに、返すのは面倒とかって話。

自分の事しか考えていないから鼻につく身勝手さとして出てくる。誰もうまくならないゲームをいくらやっても意味がない。何かにチャレンジする。仲間を喜ばせる、仲間の為に、相手の為に、って気持ちがないゲームには何の価値もない。近所で、適当に集まって遊ぶ時間のサッカーと同じでは自分が成長する事はない。

楽しさのレベルを上げてほしい。

常にそう思います。

終わりはありません。楽しさも、大変さも、厳しさも、強さも、うまさも、喜びも、悲しみも。

終わりを作る、決めるのはいつだって自分。

だからもっとがんばるのも、諦めてしまうのも、逃げてしまうのも、自分。

成長するのは自分のおかげ。自分の力。仲間の力。

サッカーをやる前の部分。一人の人間としての存在価値みたいなものをもうちょっとこのメンバーとは話していく必要があると感じた今日でした。

焦らずやっていこう。