「人は二度死ぬ」

・・・ご近所にある

植松観音堂に貼ってあった、御言葉。

一度目の死までの間(生)をいかに健康に長くするか?

も大事なことですが、

一度目の死から二度目の死までの間の期間を

いかに永くするのか。。。?

その方法はやっぱり、一度目の死までの間・・・

生(せい)の時代をいかに善く過ごすか?

なんやなぁ・・・と

しみじみ考えた時間となりました(ー人ー)☆

最近の楽しみの一つは、

夜寝る前に“司馬小説”を読むことです。

夜の静寂の中、一人で心静か&穏やかにして、

あれこれと深く考える時間(活動)が好きになり、

その活動の「お供」が司馬小説です。

いくら眠くても、最低10分は読みます。

四十路過ぎて、ますます司馬小説の面白さが

分かって来ましたぁ(^0^)☆

今は『街道をゆく 〜南蛮のみち〜』を愛読中です。

今年3月にパリ〜スペインに行ったということもあり・・・

この『街道をゆく』の主人公である、

フランシスコ・ザビエルの生涯(足跡)を通して、

南蛮とは何か?キリスト教(カトリック)とは何か?

そして「大航海時代」という美名・・・

実情は歴史上まれに見る大罪である

「大量奴隷&搾取時代」とは一体何だったのか?

ということを紐解いて行きます。

司馬小説は、様々な歴史的人物や歴史的史実、

そして司馬先生自身の推察を通して、

【人間とは何か?】という、

我々人間が本来知るべき本質的なことを教えてくれるので、

私はとても好きです。

私は常に上辺だけのこと・目の前の快楽を

追求し続ける人間は好きではありません。

そんな動物的な人生で、

この娑婆で一体何を得られるのでしょうか?

死んで屍になり始めて魂の底から

後悔するのが目に観えてますね

(あ、もう死んで肉体が無いんで、

目はありませんね・笑)♪

そんな人間と関わるよりも、

司馬先生のような常に物事の本質(根本)を見極めようとし、

また本質を踏まえ、

各種判断や行動をしている人間と関わり続けようと、

四十路になって決めております。

人生長いようで短い、そしていつ終わるのか分からない。

だからこそ有限なる今のこの人生、

ますます取捨選択し、

本当にやりたいこと・心が向くことに

没頭したいと考えています。

(もちろん、人様のお役に立つ・迷惑にならないこと・・・

ということが前提となります)。

・・・司馬先生の「歴史小説」も当然好きですが、

『街道をゆく』シリーズもなかなか好きで、

読みやすく、時空を超え、

司馬先生と一緒に街道を歩いている感覚がし、

ハマります(^0^)♪

司馬先生がお亡くなりになられて、20年以上経ちますが、

私にとって司馬先生はまだまだ

「二度目の死」は訪れることはないどころか、

今でも私に・・・私たちに

【何かものすごく大切な、多くのこと】を

教え続けてくださっているという感覚が

強烈にております(ー人ー)☆