本日は1,2年生での練習試合を西紀の天然芝グランドでさせていただく事が出来ました。いつも声を掛けてくださっているのは猪名川さんでした。今日も本当に暑さが厳しい中ではありましたが1,2年生で力を合わせてがんばってもらいました。
人数に余裕がある訳でもありません。そういう中だからこそ一人一人がやるしかないのです。その責任感を感じてもらう為にも余裕を与える事はしません。この時期だからこそやるべき事、気付きべき事、それを体感してもらいたいと思っています。
そういう中、3年生は夏休みの大会が活動の節目となる事もあり、その大会へは当然色々な気持ちが入り混じっています。そんな本気の気持ちの3年生が力を貸してほしいと行動してくれたのが今日の周哉くんと昂汰くんの参加でした。プレーはしていませんが、みんなの様子、気持ち、プレーを見ながら『やっぱりこうして外から見ると色々分かりますね〜』と言いながら帯同してくれました。
これは際どい撮影となりましたが(笑)、怪我をしている賢士朗くんも昨日と今日みんなをしっかりとサポート。水の準備、副審、声掛け、メンバー決めとプレーをする事も大事ですが、それ以上の価値がある事を多くしてくれたと思います。
こういうチームを助けてくれる気持ちが繋がるからこそ『どんな子でもサッカーが出来ている』という現状。
その現状に甘えて『どんな子でも』の質を勝手に下げないでもらいたい。今日試合をしてもらって本当に気付けたと思うけど、『やらない子は人に頼る、人のせいにする』のが丸出しでした。もちろん反対にチームの為に体を張る、走る、声を出す、競る、という事をやっている子も多くいました。勘違いしてほしくないのは『誰でもやっても良い』の考え方。
『自分発信のもの』
じゃないといけない事、何度も何度も伝えています。
これだけ暑くもなってくると、みんな誰かに頼りたい甘さも出てきます。
それでも今日は2年生もほとんどの子は『俺が!』って気持ちを出してチームを牽引してくれました。強さ、技術、存在感。
アップの段階では全く声もない、盛り上がらない空気の中で『3年生がいてくれたら・・・』という気持ちもよぎったと思う。昨日は3年生がしっかりと声を出してチームに息を吹き込んでくれるからそこに甘えているだけでも雰囲気が出来上がっていく事を経験している。でも今日はやってくれる人がいない中で自分達しかやるべき人がいない中で序盤はうまくいきませんでしたね。
ただ、試合の中ではしっかりと一人一人が責任を持ちながらプレーをしてくれる事で圧倒的な1年生と2年生との差というものはハッキリ出てきました。本当によくがんばってくれていたと思います。
1年生も個人的にがんばっている子が増えてきました。
でも、まだ『部分的ながんばり』ではあります。例えば『ボールを持てば』『相手がハッキリしていれば』『言われたら』という言葉が先に付く事が多いですね。
それは当然と言えば当然だし、今すぐに良いプレーを、最高のプレーをしてほしいと言ってるのでもありません。ですが『最低限』については何度も言います。
『自分発信で仲間の為にしない人はチームスポーツをしているとは言えない』
という事。絶対条件であり、最低条件。これをしない、出来ない子は申し訳ないが他のがんばっている子がそれだけ余計な負担が増えるだけなので一緒に試合をする、という時間、機会はなくなっていきます。これまでもそういう選手は何人かいましたが、どの場合もこの基準はいつも同じです。変わっていません。
自分の事しか考えていない、もしくは考えられない、という事も含めてその状態ではとてもじゃないけど、同じピッチでは戦えないという現実の話です。
それでもこんなにがんばっているのに・・・なんて言い訳も受け付けません。
自分の事を、自分の為だけにやっているものはチームスポーツでの努力とは言わないからです。それを今日でも実感したはずです。昨日もそれを現実として教えられてる子もいます。
先日、水分の用紙を渡した際に『繋がりの掛け算』も渡しました。保護者の方々も目を通されたでしょうか???
0×10=0
1×9=9
2×8=16
3×7=21
4×6=24
5×5=25
6×4=24
7×3=21
8×2=16
9×1=9
10×0=0
という二人で協力する力を『10』とした時のパワーバランスを表したものです。どちらかに偏るよりも、同じ数値のほうが一番大きな力を発揮するというものです。
つまりどちらか?じゃなく、両方、両者が対等にならないといけないし、その為にも自身が『自分発信』にならないといけないという事。
信頼を失ってから気付きますか?
今がんばって自分からやりますか?
どちらも『方法』です。よく考えて決めていきましょう!
素晴らしい環境での試合経験をさせてくださった猪名川さん!本当にありがとうございました!!