一生に繋がる経験!鳥取遠征!!①

昨日と今日の二日間、今年は全員が遠征を経験出来るようにしたいと色々と考えた結果、遠征に誘ってくださった鳥取さんと毎年大会前のタイミングで参加出来る伊勢遠征と二つのグループに分けたいと思いました。どちらかの為、じゃなくみんなの為。一人一人のきっかけの為。意味のある活動にしたいという強い気持ちは持っている中で今回の鳥取ではエリート塾生の小学生も初の遠征に参加出来てとても緊張した様子も見えながら帰りはバスの中でも一番元気だったぐらい、溶け込みの速さと対応力の速さ、柔らかい頭と心を持っている事を証明してくれました!

ファルコの中学生も1,2年生が7名ずつの14名が参加し、ホームステイをさせていただくという事もあり、一人一人の考え方や行動、親元を離れてのありがたみもしっかりと感じ取れたと思います。特に坂口さんの家でホームステイをさせてもらっている9名は洗濯も自分で、風呂で、洗濯板で!!(笑)という初めてであろう貴重な経験をさせてもらっています。普段出来ない事が出来る夏!!きっと一生思い出に残る遠征になったと思います。

順調にみんなも元気なまま綺麗な人工芝のグランドへ到着!!

挨拶を済ませて早速交流を開始しました♪

昨日はJFC..S鳥取さんと東出雲さんとうちの3チームで交流!!最初は3チームの間に少し壁があって、緊張感もこちらに伝わってくるぐらいに硬かったのですが、JFC..S鳥取さんのリーダーがテキパキと動き、この状況を改善。ピッチの中に、グランドに一切入らずに見守る我々大人の立ち位置。。。

言われないというのが『楽』だと思ったか?『何とかしてください』と思ったか?うちの感性ではまだ後者だと思う。自分に都合の悪い事が起きればすぐに助けを求める発想になり、何とかしようとは思えない。でも、JFC..S鳥取さんはそんな状況、どんな状況になっても逃げないし、向き合う。徹底的に!!解決策を模索し、『無理だ』とは絶対に言わないし。その努力の甲斐もあり全体の空気は改善されましたが、初日は完全に全ておんぶに抱っこ状態でしたね。。。

素敵な仲間と素敵な環境でサッカーが出来る喜び。

ですが、初の小学生はやっぱり『内面』がモロに出ました。うまくいかない=面白くないって空気が露骨に出る。何とかしよう、何とかしなきゃ!にならない。ここがこの遠征で大きく学べた部分だと思う。いつもはコーチや大人がその状況を何とかしてくれたのでしょう・・・。でも、ここではそんな頼る相手もいない。そのどうしようもない状況の中で少しずつ変わるみんなの様子も見えてきたし、自分がやらなきゃ始まらない事もよく分かったと思う。

地元では『察しの良い大人』がたくさんいて、困っていると必ず助けてくれる。その習慣が続く事で、『あの〜〜・・・僕困っているんですけど・・・』って空気を先に出すようになる。そして、口で言う前に大人が手を貸してしまう。だからどんどん『やらない子』になる悪循環が地元にはたくさんあるのです。察しの良い大人=育成のチャンスを止めるという事実に大人がどれだけ気付けるか?です。確かに細かい気配りという点では素晴らしいのでしょうが、子供自身に成長のきっかけを与えるチャンスであるという意味では良い判断ではないという事が分かれば子供が気付く速度、成長する速度は飛躍的に上がる事をここでは経験出来るのです。

午前は遠慮もありがちな状態でしたが、午後は心も体も開放!!!という事で海に遊びに行きました♪

自然がいっぱいのこの町は遊び場所の宝庫!!

みんなで弁当を食べてから海へ遊びに行きました!!もうここではみ〜んなが友達になりました!!何の壁もなくなり、ひたすらに普段遊べない海での時間を堪能していました。波を受けるだけで爆笑(笑) 飛び越えるだけで爆笑(笑) 飲まれても・・・・爆笑(笑) そんな少し壊れたぐらいのテンションで時間を忘れて遊びまくりました!!

そこから『ガリガリ君カップ』が開始!!(笑) 8チームのトーナメントでビーチサッカーが始まり、優勝チームにはガリガリ君(アイスクリーム)を贈呈というゲームでした♪もちろんガリガリ君への思いもあったでしょうが、それよりも砂浜でサッカーが出来るという喜びと、暑さで砂浜がめちゃくちゃ熱い戦いとでものすごく感情が入り混じっていました(笑)

でも、やりたくても出来ない事をやらせてもらえる事で子供達の笑顔は素晴らしいものばかりでした!!

鳥取の子供達はサッカーも全力、遊びも全力、でしたし、こういう部分も良い刺激をもらえたと思います。いつだって出来る事を出来るだけやる!好きな事だけ、じゃないけれど、難しい時もあるけれど、それでも全力でやる姿勢は同じ学年、年代としてたくさん学べたと思います。

自分も見守る立ち位置から多くを学び、多くの笑顔を見守る事が出来て本当に幸せでした。勝利、勝者、がんばり、強さ。。。どれも欲しい。いらないものはありません。でも、子供達がそういうものを得ようと努力する為には『楽しい時間』がどれだけ大切か?もよく分かりました。見守る時間は坂口さんから多くの言葉、話をいただき、自分がこれからどういう事をやっていけば良いか?のヒントもたくさんもらいました。

今回の遠征は坂口さんが自分を、ファルコを本当に細かい心配りによる『おもてなし』をしてくださいました。肌と心で実感しました。だからこそ、自分は今後、こういう素晴らしいチームを招待して逆におもてなしをしなければなりません!!絶対にやりたいのです!!人生を変えるような言葉もいただきました。だから自分はやらなくてはいけないし、やるべき事がたくさん見つかりました。来て良かった!!それしか思えない遠征となりました!!