怒涛の3日間が終わりました!!

台風に始まった今年の遠征。道中は風雨が増してきたのもあって、会場に到着する前に中止が決定するぐらい残念なスタートでした・・・。

初日は忙しい中、送ってくださった保護者の方々に見送っていただき21名全員が元気に出発しました。予定通りの時間に到着しましたが、中止連絡を受けて直接宿のほうへ移動する事となり、試合も出来ない状態だったので予定を変更し、チームでまずミーティングをする事にしました。この遠征に来ている意味、目指す形、目的を全員に整理してもらいました。個々のやりたい事ではなく、チームとして同じ目標を達成する為に自分が何が出来るか?を考える時である事を確認しました。

一人一人の持ち味だったり、やるべき事をお互いに確認する事で次の日からの試合に向けて頭を整えてもらうようにしました。

やりたい事をやる、磨く事も一つの目標ですがこうした合宿などでいつもと違う場所い宿泊をすればしなければいけない事や配慮する事なども必要である事を学んでほしいと思いました。初日はとてもダラダラしていました。みんなの日頃の習慣を観る為に、帯同出来て良かったと思える。生活習慣は『気が緩んだ時』に出るものです。

ファルコの時には当たり前にやっている事を家では当たり前にしない。そんな子が多く、社会の中で通用するような部分が本当に少ないと感じました。一人での帯同になったのでみんながサッカー、試合に集中出来る為にもそれ以外の身の回りの事まで基本的に自分がしなければなりません。それはもちろん預かった責任でもあるのでやりましたが、みんな側から『こうすればもっと一人一人の負担が減る』みたいな考え方もない事に『暑い夏にチームを助けられる子が少ないのはこういう事か・・・』というのがよく見えました。

やっぱりみんなで顔を合わせると『合わせられない子』が出てくる。

後ろめたい、負い目があるような子は目を合わせる事がとても苦手です。人見知りな性格があるにしても、ここに集まっているみんなは初対面でも何でもないし、それが出来ないのは個々の内面の問題です。

なかなか本音でしゃべりません。向き合いません。安全策を好み、失敗を嫌うみんなの行動は『誰かに合わせる』ばかりで個性も何もありません。正しい事って見つけようとしたらいっぱいあるのにやろうとしない。やらずに誰かがやっているのに合わせようとするだけで満足する程度。前に進めないのは『自分の意思で進まない』からだという事を逃げ場のないこの合宿で知らそうと思いました。

次の日からの試合でやりたい形、みんなが統一出来るように動きの確認をいくつかやりました。

守備の部分で揃えたい思いがあるみんなはどういう時に、どういう動き、考え方でやるのか?というものを揃えるようにしました。ポジションではなく、各自の役割というものを全員が統一する事をみんなで話しながらまとめていきました。こういう時間も必要だと思ったし、全員が分かるまでやるように、という事だけを伝えておきました。

一日警報が出っぱなしだったので、夜まで何も出来ないままでしたが、その分対話をする時間は多くあったので、自分がこの遠征の中で聞いてみたい相手に色々聞いてみたり話をする時間は多くあったのは良かったと思います。

大した疲れもないままに初日を終える事になりましたが、その分2,3日目のがんばりをしっかりと残せるように具体的な形をイメージして休む事にしました。