二日目の朝は台風も遠のき、晴れ間で迎える事が出来ました!!

元気に散歩からスタートしました!まだ体調も全然良いままだったので元気は有り余っている感じでした。朝食もしっかりと食べる事が出来ていたのですが、人間の体って食事は大きな資本となっています。その食事を疎かにする人間は当然疲労だったり、怪我だったりの回復が遅いし、そもそも怪我自体をしやすくなるのです。コーチに怒られるから食べるとかそんな発想しかないような子。自分の体の為じゃなく、やらされるだけの行動はやっぱり身にはならないのです。

ちょっと気温が上がればすぐに食欲が低下する子も同じ。とにかく食べるという基本が出来ていない子が多く、バテやすとか、疲れやすい、病気にかかりやすいという子がいるのであれば少し食生活も見直したほうが良いと思います。

二日目はもう朝の9時から開始で一日3試合もさせていただけました。

芝生の贅沢な環境の中で、また県外のチームの方々と交流させてもらえる事で、多くの刺激をいただきました。みんな努力を当たり前にしていました。言い訳をしているチーム、選手なんか一人もいなかったし、一人一人が意味を持ってがんばっているのがよく伝わってきました。

ファルコのみんなは恵まれた環境をそう思っていない事により、緩くなってしまっている事にすら気付いていない事が多い。対戦させてもらったチームはどこの、どの選手も図太い神経を持っていた。腹を決めた覚悟があった。この遠征で強くなろうとしているのが伝わってきた。

みんなはどうだろうか???

二日目にはまだそういった覚悟がみんなからは伝わってきませんでした。

試合が出来ればいい、自分がやれればいい。そんな次元の話で、ミーティングしたような何かを必ずやろうというものは見えませんでした。その事は試合の度に違った形で話をしていきましたが、なかなかこの日も改善していく気配はあまりありませんでした。ただし、『きっかけ』となっている子は多かった事も事実。何かを得られた子がいたのは良かったと思うし、最終日に繋がる事が期待出来る部分もしっかりと残りました。

チーム全体でしなければいけない事への意識に差が出ました。やろうとしている子、やっている子が多かった反面、やろうとしない子も目立ちました。そこへの指摘が甘い、優しい、弱い事によって当の本人は気付いていないなんて事がこの日はずっとありました。

二日目も変わりやすい天気で、朝の晴れ間は昼に雨へと少し変わり、午後からは安定した晴れ模様となりました。

気温もグングン上がり、各自の本音が出てきたのが収穫でもありました。今出しておけるにも遠征の利点。そこに向き合って、本音で語り合える仲間になれば価値がある。これまではどれだけ一日試合をしても、結局本音の前に家に戻ってリセットされるから変化が出ないままになってきていました。

ところが、遠征、合宿でみんなで関われる事によって本当に向き合わないといけない時間が作れました。それが二日間で少しずつ変わってきた所。

『まぁいいか・・・』

の部分をこだわってやるようにした事で変化が一気に分かるような子も出てきました。

この二日間を終えて集団から乗り遅れていたのは二人・・・。

どうにかしたい気持ちでいっぱいだったのですが、本人にその気がなければやっぱり伝わらないものです。それでも、時間を掛けて厳しい言葉も含めて向き合ってもらった結果、一人は動きました。具体的に。

悩んで、考えて、自分の部屋にまで訪ねてきて一緒に相談に乗りました。真剣に悩む子には当然手を貸します。出来る事なら何でもします。でも、やってもらうのが当たり前、やってもらう事を期待している子には何もしません。価値がないからです。本当の変化をしないからです。

一人と夜遅くまで対話をしながら、やるべき事を整理させ、最終日への決意のようなやるべき事を整理させてからこの日も終える事となりました。

何かのきっかけになれば良かったしその為にならどんなに時間を割いても構わない。そういう覚悟でこの遠征に参加をした自分にとっても意味のある一日として締めくくる事が出来ました。