今日は夕方から加美スクールでした!!

まだまだ暑さの残る中ですが、子供達も元気に参加をしてくれました。夏の名残がある良い日焼けでがんばってくれる子供達を見ると元気をいっぱいもらえます!この子供達がまた有意義な時間を過ごせるように自分もがんばろうと思いました。ただし、がんばる自分のやり方は『力を抜いて』というキーワードを言い聞かせて、です!

まずは最初にゲームからスタート!!それぞれのやりたい事が出来るようになってきている中でまだまだ急ぐ習性があります。ゴールを目指すのはサッカーでは大切な事だけど、何事も『直線』ではないという事。色々な方法を知っているからこそ色々な相手に通用する。今はその事をもっと知るべきなのです!能力に頼って、勢いだけのサッカーを覚えてしまうと、周りの子が体が大きくなってしまうと通用しなくなってしまいます・・・。

だからこそ、この二学期に関しては『力を抜くぞ〜!!』をテーマにしています。

ボールの触り方、仲間とのふれあい方、考え方を全て。

全力って美学に思えるし、がんばっている形のように見えます。自分もずっとそう信じてやってきました!!ですが、そうではない事。それでは多くを見失う事。ようやく気付きました!生涯楽しむ為にも、今はゆっくりと確かな土台が必要で、その土台というのが『やらされない自分を作る事』だと思っています。

中学生を中心にコーチさせてもらう自分は卒業生になる高校生の姿も見れます。その時に痛感させられるのがそこ!

やっているか?やらされているか?です。

この差の見分け方として一番分かりやすいのが、

『何かのせい、人のせいする』事です。

そうやってうまく出来ない事を何かのせいにする卒業生などを見るとやっぱり自分の関わりを見直さないといけないって思います。そんな見直しをしながら『今』伝えるべき事を何度も何度も修正しながらやっていく中で見つけている形です。

自分でやれる力。自分で考える力。自分で生み出す力。

その土台、ですね!

だからスクールでも『イメージして』という言葉を頻繁に使います。何事もやりたい自分を先にイメージとして用意していく。なかなか出来ない子は『こういう風にやってみたい』といううっすらでも考える。そこから現状の自分と向き合っていくようにさせています!

ボールの触り方や考え方をこれまでとは違う方法でやっています!

大切に扱うという抽象的なものではなく、『目線を外して』とか『ひたすら自分の体の正面に』とか、具体的な言葉と行動を求めるようにして、その方法論については『各自で発見』してもらうという流れです。

柔らかい頭と心を持っている子が多いので、自分なりのやり方などがどんどん出てきます。今日だけでもいくつかの多分みんながやった事のないようなボールタッチを色々やってもらいましたが、積極的にやろうとしてくれました!

その姿勢が良かったし、表情も少しずつ柔らかくなってきています。どうしても失敗に対しての思考が悲観的な子が多く、失敗=ダメな事とインプットされている状態です。それを外して『失敗しながら考える』という風にやっていこうと思います。二学期のテーマ自体が『焦らずに』ですから自分がそれを一番意識して実践していこうと思います。

うまく表情を柔らかくしていける子はボールとも友達になれています!

そこの感覚を5年生が理解し、4年生が理解しつつあります!!2,3年生はまだまだ『がんばろう』としてしまいます。それを否定という形ではなく『もっと笑ってごらん!』というような言葉で変えていこうと思っています。がんばりを否定する事はしません。でも、言い方一つで変わる事もあるので、焦らずにやっていこうと思います!

最後のゲームはまたボール保持者は『ダッシュ禁止』にしましたが、頭が固い子はダッシュ禁止=歩きという『0か100か』という力加減の出来なさが露骨に出ていました(笑) そんなみんながどこまで変化出来るか?を楽しみにこの二学期はがんばろうと思います。良い表情を持っているみんなが当たり前に出せる雰囲気、環境を作れるようにこれからも自分なりにがんばります!!