今日は朝から予定されていた体育祭もファルコの活動であったテニスも雨天中止となりました・・・。
天気は仕方がないので、そうなったらチームとして何をしようか?を昨夜から考えていました。チームが新しくなって半月が過ぎてどのような状態か?を見直し、またみんなにそれを考えてもらうにも良い機会だと考えました。リーダーはよく練習前に集まって何やら相談などをしているのですが、リーダー以外の子は果たして何かが変わっただろうか?などを振り返ってもらうのも大事だと思いました。
チームは『全員がチームにいる事の意味を持てるチームへ』という目標を掲げて、その為の合言葉に『個性集団』という言葉を考えてくれています。コーチとしてもその目標を応援したいと全力でやる決意を持っているだけに、達成させていく為の理屈を色々考えないといけません。何事も目標達成には『越えるべき壁』が存在するし、その壁をどのように用意し、向き合わせ、越えさせるのか?が使命なのでがんばろうと思います。
毎年、目標に向けての努力は選手だけが勝手にやるのではなく自分もその中に入っている気持ちでやっています。だからこそ一緒に達成したいと思っているし、出来なかった部分は何がいけなかったのか?を振り返ってきました。その繰り返しにより、自分がこのファルコをメインで任されて4年目になるけど年々選手と一緒に成長させてもらっています。
そんな中で今日も自分の考え方についてを今中代表とも延々話しました。
指導について
育成について
ファルコについて
ファルコだけの色について
貫くべき事
変えていくべき事
哲学だと思います。答えや正解って一つじゃないだろうし。。。
だからこそやり続けないといけないし、変えないといけない。形がどうであれ信じた事を貫き、そこに在籍する子供一人一人が良かったと思えるチームにしていかないといけない。成功した!!なんて言える年は未だにありません。毎年引っかかる子がいて、うまくいかない子がいて、うまくいかない日があって、うまくいかない時間がある。目標をいくら掲げてもそれがスムーズにいくはずがない事は子供よりも知っている我々です。
でも、だからといってこれからがんばろうとする子供達に『それは無理だよ、ダメだよ』と否定していては結局こちらの思う通りに向かわせるだけになるので価値がなくなる。
だから子供達が決めた形を応援しながら成果として残させていく事がおこがましいかも知れませんが、我々スタッフの役目だと思っています。もちろんこちら発信のやるべき事もしっかりと伝えていくし、そこの部分の話も子供達にはしていきました。
人間性の部分、人としての幅はこちらで高めていくようにします!みんなは自分達の好きなサッカーを、自分達のやりたい形に持っていく為にがんばるのです。相手があるスポーツですから、相手を変えて自分達の都合に持っていく事は出来ません。相手ではなく、自分達が『気付く・変える』を繰り返していくのです。そして成長なんて実感出来ないようなまま過ぎていくだろうけど、フト気が付いた時に『当たり前だと思っていた事に感謝が出来ている』自分を見つけたら・・・・
きっと成長しているという事でしょう。君達の周りにある環境とは全部が当たり前ではないという事。全てが誰かのおかげで成り立っているという事。
身近な所に大事な事は常にある事に気付きたいですね!つい先日引退した3年生はそこにきっと気付けた子が多いはずです。それが『満足度』であり、『達成感』の証になるはずです。逆にファルコのせいだの、相手のせいだの思っている人間はずっとそう思い続けるだろうし、心の狭さは選択肢の狭さである事にも思い知らされる日が来るでしょう・・・。大人になっても今一番大事な時期に学んだ事がずっと繋がっていく事を自分は知っています。だからこそ苦しんでも、悔やんでも、怒られても、落ち込んでも、それでもやっていく必要性と価値があるのです。
誰だってずっと笑顔で過ごしたい。
ただ、その笑顔でさえも『悲しみを知っているから』こそ素晴らしい笑顔になるのではないでしょうか。人に優しくする為には、大きな心の痛みを背負う事で始まるのではないのでしょうか。自分はずっとそう思っています!
なりたいチームになる為のまた1年間の挑戦!!各自真正面から向き合ってがんばりましょう!!