本日は西脇スクールの日!!

ようやく秋らしい天気が続き、暑さもマシにはなってきました!とは言っても室内で動けばまだまだ汗だくになるみんなですので終わった後の寒さもありますから体調管理をしっかりとして風邪などひかないようにしてほしいと思います。今週末にはそれぞれ運動会を控えているので怪我だけしないように!という事だけ最初に伝えて、明るく、元気にやりましょう♪という事でスクールを行いました。

スクール前にはまたいつものようにゲームから開始。チームは自由に自分が選んで入るという形!最初はコーチといつも来てくれている中学生の波琉くんチーム対子供チームで始まりますが、それ以降に来た子は自分でチームを選ぶようにしています。みんな一生懸命の中に柔らかさが増えてきたし、だいぶ『いくらでもやれるサッカー』が形になってきました。がんばりに頼ってしまうとすぐに疲れて本数や時間出来ないのですが、夢中になれる雰囲気って言うのは楽しむ中にがんばりがある状態。それが意図的に作れるようになってきました!!

今日もレベル9キャッチからスタートしましたが、一緒にボールと遊びながらかなり扱いが上手になってきているメンバーが多く、コーチはどうしても背面キャッチをする際に、音が鳴ってしまいます・・。自分で分析している結果では『肩の可動域が硬くて思うように肩を扱えない』事に原因があると感じています。

子供達に『自分なりのコツがあれば教えてください!』とお願いすると、色々言ってくれました。膝を使ってクッションにするとか、体を曲げる(体のクッション)とか、ボールを触る瞬間に腕を曲げるとか。自分の経験を自分の言葉で伝えてくれる。だから、『どれも正解』なのです!それを全部試したのですが、なかなか自分が思い描く形にはなりませんでした。ただ、今日は出来なかったけどヒントみたいなものはたくさん得られたので、今後のあちこちでやるスクールの時にも練習をして、また上達した形をみんなに見せられるようにしたいと思います♪

全体的にかなりボールを扱う感覚が高まってきていると思います!!

そこからはボールと向き合う時間です♪

どうすれば思うように扱えるのか?こだわるべきはそこです!!回数だったり、技を増やすのではなく、『自分がしたいと思った事が即座に出来る自分』を作るのです。これやってみて!と言われたらすぐに出来る自分・・・カッコイイですよね!!

今は出来ない事が多くても基本の形さえ覚えればかなり幅は広がります。その基本の形をスクールでは提供している所です。ボールと自分との距離。触れ方。体の使い方。などです!地道な作業ですが、これはチーム関係なくサッカーをやる上で必ず活きてくるものだと分かっているので、各自が自分のチームに戻った時にでも『あ!こういう事か!』というものが何か繋がればいいな、って思います。

ボールを止めるとか、乗せるとか、蹴るとか、って言葉ではそういう風に言いますが、実際にやる時と言うのは『そういう感覚を捨てる』という状態になります。

言葉でこうやって言ってしまうとすごく矛盾しているように聞こえるでしょうが、成功していく形と言うのは無意識だったり、夢中だったり、無力だったり、と自分の意識を越えた所にあるんだと思っています。

ボールを意識し過ぎて、体を意識し過ぎて出来ない事が山ほどあります。例えばトラップ一つにしても、『止めないと!』って思うからどこかに力が入ってボールが跳ねてしまうというのがあります。無意識にやっていると、体に吸い付く感覚になるのです。ドリブルでもうまい選手は『足元に吸い付いている』という表現をよく使うけど、本当にそうなっているのです。それは『ここでタッチして・・・』とか意識していないからこそ出来るのです。自然と出来るようになるまでは意識をするしかありませんが、いつか無意識に出来るという成功経験を得られるまでやり続けてほしいと思います。

体を柔らかくする事がだいぶ意識出来てきています!元々子供というのは柔らかいもので、それを特定の動きばかり限定していくから知らない間に固くなるんです。そうではなく『なるべく全部の箇所を開放する』ようなイメージで、色々な動きが出来る、対応出来るような自分を育ててほしいと思います!

最後のゲームでもリラックスの先に良い選択肢が増えてきているし、追い込まれたような局面の中で『フッ・・・と』力が抜ける子が出てきました。これはとてもうれしい成果です!いつもこうした場面では必ずガチガチにがんばらせていたし、それを良し、としている所があったので、こうやって力を抜きながら良いプレーが出せるようになる子供達を目の前に出せるようになったのはうれしい限りです。コーチという仕事は一つの正解がないだけに、色々な形があります。

ただ、そういう中で今の自分はがんばる事でしか表現出来なかった自分の限界を思い知らされたので、もっと広い世界を知る為に挑戦を始めています。子供が成長していく為の阻害をしていたのが自分だった部分もあるし、だからこそ広い考え方で、広い出会いをさせたいと思う。一人一人のイキイキとした表情、キラキラした表情に今日も救われました!この子供達との時間は自分にとって本当に貴重な時間です♪人数が決して多い訳ではないけれど、一人一人を大事にして、これからも一緒にがんばろうと思います!