今日は加美スクールでした!!
最初に登場した4年生の凛太郎くんでしたが、
『なぁ〜コーチ!!今日多分4人だけになるで〜〜〜!!』と報告。
『○○くんと○○くんは○○で・・・・』と全員分を説明してくれました!
しっかりとみんなと話しているんだな〜って感心していると、次に来てくれたのは蒼一くん!!
『コーチ!!あんなぁ〜今日な〜多分4人やで!!』と報告!!
『それ、今凛太郎くんにも聞いたわ〜』と笑っていると、
『○○くんと○○くんは○○で・・・』と・・・(笑) 隣にいた凛太郎くんも、
『それ、全部言うた!』(笑)という事でこうしてみんながお互いの状況を知っているのも何かうれしい気持ちになりました!
という事で、今日は本当に4人でした!!
4年生2人と3年生1人、2年生1人でした!!
スクールをやる前に試合をしていたのですが、4人でフルコートですから息を切らしながらやっているものの、止めようとか一切しません。しかも2,3年生対4年生なので、なかなかのボコボコ具合い(笑) でも、2,3年生はとにかく必死でした!!その様子をニコニコしながら眺めていると、4年生は2人で条件を付けたりして自分達がプラスになるように考えていました。
2,3年生はとにかく必死だけでやっていたので、だんだん笑顔もなくなり、完全に消えた所で止めました。
『ねぇねぇ!さっきのゲームで、一番がんばっていたのは誰だと思う?』と4人にそれぞれ質問。
『そしたら一番の負けず嫌いは?』
『一番うまかったのは?』
『一番楽しそうだったのは?』
『一番速かったのは?』
『一番守備がうまかったのは?』
などを質問。お互いの顔を見てお互いに選んでいました!
『自分の名前が何かで出てきたよね?それをゲームしながら自分で意識していた?』と聞くと、みんなそういう意識はしていませんでした。
『この周りが思ってくれた部分を自分が意識して出せたものになったらきっと武器になるんだろうね!そういうのが増えるといいね!笑顔がなくなってしまうと武器どころか疲労だけになるよ』という話をして、せっかくのこの人数だから一緒にうまくなろう!という事でスタートしました。
スクールはレベル9キャッチをやって、少しボールを触ってからまたゲームをする流れでやっていきました。
そのレベル9キャッチの時からも4年生がそれぞれに教えてくれたりしたし、特に凛太郎くんは昨年の自分が3年生の時にはコーチやみんなの話もなかなか聞けずに、やりたい事をやっている少年でしたが・・・(笑)、それが今では2年生に的確な言葉でアドバイスが出来るし、改善案も提案出来るし、うまくいかない理由まで考えてくれるようになっています。経験をするだけでは人は成長しないと思うのですが、そういう意味でも凛太郎くんの中で経験しながら、自分なりにしっかりと考えてきたのでしょうね!その積み重ねがこうして成長という形になって出ているのはうれしい事です!!
また蒼一くんも、自分だけの言葉に変えて伝えてくれています。自分の中で分かっただけにならずに、こうして外部に伝えられる事を『インプット⇒アウトプット』という作業になりますが、これが出来る、出来ないの差は非常に大きい。取り入れるインプットのほうは簡単なのですが、それを伝えるアウトプットはなかなかセンスのいる作業です。それが出来るようになっている4年生の価値は大きいと思います。
今全力で毎日がんばる2,3年生のような低学年の子供達に、なかなか『力を抜きなさい』の意味は通じません・・・。
だからこそ、全力でやるプレーを応援していく事にします!その上でうまくいかないなどの悩みを自分が抱え始めたらアドバイスをしていこうと思います。今日はその全力でガンガンくる2,3年生に対して柔らかい動きでかわす、避ける、という事をこだわりながらやってくれた4年生もうまくなっているし、全力でぶつかる2,3年生もきっと良い経験になっています。
何度か奪えて、何度か抜けた。その喜びは自分の中に残っていると思います!
4年生は本当にお兄ちゃん的存在になって、応援したり、喜んだり、アドバイスをしてくれています。自分達もいつもは5年生にやられる事が多いけど、今がんばって練習して、また陸上記録会が終わって5年生が戻ってきたら通用するようにがんばる!!って言いながら前向きに取り組んでくれています!後2週間はこの4人か5人でやる事になるだろうけど、5年生がその成長に気付くぐらいにみんなで積み重ねていきたいと思います。