農的なCSR活動は近年とても注目されています。


農的なCSR活動は近年とても注目されています。

農業的なCSR活動とは、農業関連ではない企業が、「農業」に取り組むことで、CSR活動とすることを指します。

徐々にですが、実例が出始めています。もちろん、農業従事者としてのCSR/SRもあります。

農業と一言で言っても様々な側面があります。

例えば、
メンタルヘルス(福利厚生)としての農業、

環境活動(田園風景の保全)としての農業、

食育(教育)としての農業

社会的活動(耕作放棄地解消など)としての農業、

もちろん、農業ビジネスとしての農業。< b>つまり、農業がビジネスという側面だけでなく、社員の福利厚生だったり、環境活動の一環だったりするのです。

そもそも、農業って自然との対話そのものです。

農業だけではなく、一次産業は特に、自然と共に歩んでいる産業です。

一次産業のフィールドで、業界関係なく、タッグを組み、社会とコミュニケーションをすることで、日本の自然豊かな風景の保全につながるのかも知れません。

漁業・林業でもCSR活動として、企業が参入してくれば、一次産業に資金がまわり、業界活性化に貢献できるかも知れませんね。

今後、農業的CSR活動はどこまで広がるのかは、わかりません。全業種とマッチングするかと言うと、そうではないでしょう。

また、現在流行しているからという理由で始めても、継続が必要なCSR活動においてどのような影響ができるかわかりません。

2011年3月11日以降、農業の世界も大きく変わってしまいました。これから、農を取り巻く環境で、ビジネスとしても、1人の消費者としても、どのように関わっていくかが問われています。