フレンチ・ミリタリー・ルック

日 時 平成29年11月4日(土)13時10分〜14時40分
 神戸開港の頃(約150年前)、江戸幕府は軍隊の近代化の
ため、フランスから軍事顧問団を招聘するなど、様々な援助を
受けました。
 幕府が手本にしようとした軍隊は、ナポレオン三世(ナポレ
オン一世の甥)統治下のフランス軍でした。
 今回は当時のフランス軍の軍服、特に将軍クラスの礼服に
見られる重厚で華麗なスタイルや軽騎兵に見られる多様で
華やかな装飾等についてご教示賜りました。

まず現在のミリタリーファッションですが、これはもう迷彩柄で
カーキ色のものが主流です。
 それに比べ150年前のフランス軍の服装は非常に華やかで
階級ごとに、帽子、服装(ジャケットやズボン等、礼服や戦争用
等)から剣や靴、さらに袖章などのいわゆる飾りものに至るまで
こと細かく決められていた由。
 なお、これらは後々の日本帝国陸軍にも影響を与えており、
特に正装(新年・参拝・観閲式用等々)に顕著なようでした。