秦の台頭と諸侯の凋落

日 時 平成29年11月27日(月)10時〜11時30分
 中国・古代の東周時代の前半・春秋時代についてです。
 春秋時代の始まりは紀元前770年に平王が洛陽へ遷都した時で
終りは諸説あり、紀元前403〜481年等様々です。
 「春秋」の作者は孔子で、儒教を体形づけた人とされています。
 孔子の教育内容は、詩(歌)、書(歴史)、礼(所作)、楽(音楽)、
孝(親への心情)、仁(思いやる心)が人の道とするものです。
 後に六国を統一することになる「秦」はこの頃から台頭しはじめ
まだ諸侯ではなかったのですが、馬が巧みで軍事力を養っていました。(写真は孔子)

そして襄公の頃(紀元前777〜766年)に周王朝の臣下となり、
西戎を征討して諸侯に列せられます。
 やがて西周時代の諸侯たちは権威を失墜していき、諸侯の
下にいた大夫や士と呼ばれる中級から下級の貴族階級が
勃興してきて、諸国の実権を握っていくことになります。
 これらの人々が実権を握った代表的なところとしましては、
晋・斉・魯・鄭・・・がありました。
 そして東周時代の後半・戦国時代へ舞台は移っていきます。