日 時 平成29年12月1日(金)13時〜14時30分
イスラム国がメインの活動拠点であるイラク共和国を中心と
したお話しでした。
同国は人口3000万人強で、世界有数の石油埋蔵国です。
民族構成はアラブ人80%、クルド人15%、その他で、宗教は
イスラム教シーア派が65%、スンニ派が35%です。
イスラム国の成り立ちは、2003年頃から活動していた組織
「唯一神と聖戦」が、その後「イラクの聖戦アルカイダ」と名を
改めました。
やがてスンニ派組織を吸収し、2006年に「イラク・イスラム国」、
そして「イラク・大シリアのイスラム国」とまたも名前を変え、
2014年に現在の「イスラム国」といたしました。
全体的な説明の後にイスラム国が一時占拠していました
モスルの街等を映像で紹介していただきました。
自動車が爆弾を満載して敵の戦車に体当たりする瞬間や
瓦礫化した家々、さらに故郷を逃げ出した難民の様子等々
戦争の悲惨さを実感いたしました。