無線LANに使われている主要な暗号化関連技術に深刻な欠陥があり、やりとりするメールや個人情報を盗み見されるといった可能性があることが17日までにベルギーの研究者の調査で分かった。国内の情報セキュリティー機関も17日、注意を呼び掛けた。
米マイクロソフトなど既に修正ソフトを公開した会社もあり、独立行政法人・情報処理推進機構(IPA)は適用するようアドバイスしている。ほかのソフト会社や端末メーカーも対応を進めている。
欠陥が分かったのは「WPA2」という技術。現在使われる中では最もセキュリティーが強固とされ、推奨されていることからセキュリティー業界や利用者の間で驚きが広がった。
研究者の発表などによると無線LANルーターとパソコンなどの端末間で「暗号鍵」の情報をやりとりする際に、ハッカーが割り込むことができる。端末をハッキングして、以降の通信をのぞき見できるという。http://www.sankei.com/economy/news/171017/ecn1710170030-n1.html
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