子供達を『こども』として見ない事。

一人の人間。一人の人生があるという事を感じながら、実感しながら関われている今の時間を自分はとても大切に思えます。楽しいとか、面白い、そういうものではなく『本当に大切な時間』だと思えるのです。楽しいとか面白いかどうか?はやっている子供達、主役である選手が決める事で良いと思うから。

だからこそ自分は『信じる事』をやるのです。やり続けるのです!自分が不安になれば感染するし、自分が自信を持てばそれもまた感染するのです。

今日は自分を変える事になった日、といつか言うかも知れないような話をしました。

言ってる自分でも驚くような事を言いました。説教でもなく、押し付けでもなく、ただただ『君達の力を信じている』という事を。

自分は心のどこかで『自分の思う通りに仕向ける』準備をしていました。

分かっていたけど、それが『指導』だとすら思っていました。

久しぶりに使った『指導』の言葉。鳥取の坂口さんに出会い『私は指導者ではない』と言われた言葉が強烈で、自身もこの一年間指導者と呼ぶ事は一切ありませんでした。でも、何が指導者で、何が指導者じゃないのか?を明確に語れない日々が続き、色々な事に気付きながら自分なりに出している答えの中に、『こうやるから指導者じゃない』というのがいくつか見つかるようになり、その中に『誘導する事』も含まれているのです。自分の主観、自分の基準、自分の思い込みを正当化して伝える事は指導とは呼べない事が自分の中に見えてきました。

そしたら何をしていくべきか?

子供と真剣に向き合う事、と決めました。ただ対話をする、話しかけるという事ではなく『心を引き出す』というイメージで内面をしっかりと見つめる対話です。これまではそこまで考えていなかったし、どちらかというと子供のご機嫌取りをしたり、慰めたりするようなやり方しか出来ていなかったように思えます。

それを今日は違った形で、みんなをきちんと尊重した上で『もっと新しいものを目指していかないか?』というような話をしたのです。どう受け止めてくれたか?はもちろん人それぞれだから分かりませんが、何か分かってくれた子もいたと思います。

目の前の子供達はとても一生懸命に毎日がんばろうとしてくれます!

誇りに思えるからこそもっと自分が自分の思いも含めてさらけ出していこうと考えています!永遠にコーチが出来る訳ではないだろうし、いつか終わりも来るだろう。

でもね、その時に後悔なんか絶対にしたくないからこそ毎日を精一杯生きようと思う。間違っていようが、批判をされようが、今の自分を信じて、目の前の子供を信じてやり抜く覚悟はある。

子供達にはいつも多くの気付きを与えてくれて本当にありがとうと言いたいです!だからこそ日々成長出来るようにがんばります!!