今日は朝から八千代の体育館の清掃活動!!

数名は学校の参観日と体調不良により欠席となりましたが、残りのメンバーで気持ちを磨く、自分を磨く、体育館を磨くという事で活動をさせてもらいました!細かい事は一切言わず、彼等が持っている『感性』を信じて一緒に自分は自分の思う事をやろうと清掃を行いました。やりながら周りに目配り、気配りしていると本当に様子がそれぞれ見えます。

人と違う場所がやりたい子、同じ場所で一緒にやりたい子、あの子とやっている子、自分を変えようとしている子・・・・そのまま出ていました。

子供の行動には『評価されたい・挑戦したい・安心したい・試したい・ゆっくりやりたい・前向きにやりたい・がんばりたい・がんばれない』など、素直なものが出てきます。それらを自分はこれまで自分の基準で評価し、やっている子、いない子、なんて分け方をしていたかも知れません。ですが、そうではなく『この子は今こういう状態なんだな』という事を理解、確認するというような感じで受ける事にしています。

許す、ではなく認める、事をやれるようになりました!

半日でしたが3時間みっちり体育館内を綺麗にさせていただきました。業者ではないので持っている道具という事で限界もありましたが、その持っている物で精一杯やれたのではないかと思います。以前もこの同じ体育館を掃除した事がありました。数年前にやりましたが、やっぱり今思えば雰囲気も全く違います。

その頃はプレーが荒い、雑な子はやっぱり掃除もやらないし、手を抜くし、コーチの見ている前だけやろうとしていました。それに対してまた注意をしようとするから悪循環。改善という形にはなかなか向かいませんでした。ですが、今はみんなが当たり前にボールを大切にし、ドリブルが上手になり、関わりが上手になる事で、掃除という一つの形もみんなが愚痴を言ったり、不満にやっている様子はまるでありませんでした。どんな事でも、どんな場所でも、自分次第で変わるんだという事を改めて実感しました。

だから敢えて『掃除をやる意味』などと確認する必要もありませんでした。

今の彼等にとっては行動の一つ一つを自分で『意味を作る』事が出来るからです。本当に変化してきたな〜〜って思うし、自分が余計な口を挟まなくても良い状態になっているのです。

そういう中で、どうしても活動に意味を作れない子もいます。。。悩んでいました。スタッフも、本人も、関わる親も・・・。でも、みんなが同じだったのです・・・・『どうして良いか分からない・・・』ってね。子育てに正解はないと思っています。それがどうしてか?と言うと『僕、幸せです!』と言える、思える事が正解だからです。その形は人それぞれだから一つの正解はありません。無償の愛を与える各家庭それぞれに正解があるのです。思っているけど言えない、分かっているけど言えない。そうやって先延ばしにした時間こそが子供の成長を止めている最大の要因なのかも知れません。子育ての最強の武器は保護者同士のネットワークなんだと思います。苦手だから・・・ってコミュニケーションを疎かにしていると、自分の子供も孤立だったり小さなコミュニティしか持てないという現実が必ず起きます。

子は親の願う通りにはならないが、親のやる通りに育つ。

という言葉があるように、子供は親を見ています。

それは自分も同じ。子供が、選手が見ているんだから手本となる大人でないといけません。

それは『立派』という形でなくても、『丸裸でぶつかる事』が出来れば十分だと思うのです。今のファルコスタッフが本当にお互いの意見を言い合えて、信じ合えてやれるのはそれぞれが自分の弱い、出来ない部分を認めた上で相手を尊重しているからだと思う。出来るフリをしたり、正しいと勝手に思い込んだりしないから。全国におられる有数な素晴らしい指導者の方々に比べて、スキルも、経験も、性格も、考え方も、きっと未熟な自分達ですが、それでもみんなが自分を理解し、尊重しながら子供と接する事が出来る素晴らしいスタッフ達です。一番未熟な自分がよく相談してはアドバイスをもらっている状態。

愛情を持って、選手を一人の人間として向き合えるスタッフ陣を誇りに思うし、そういう中で本当に楽しそうにボールを蹴って、上達しようとがんばる子供に囲まれて自分は誰に何を言われようと今が幸せです。

今日は選手と話し込む時間があり、午後のトレーニングの時間に遅れましたが選手は自分達で練習を始め、ボールを触り、工夫し、協力し、トレーニングをしてくれていました。黙々と・・・笑顔も、対話もしながら、ね。

その光景を眺めながら自分が居なくても大丈夫になってきたんだな〜。。。。って心強く感じました。

何だろうね・・・。何があったという訳でもないけれど、今日のみんなのそんな光景を見ているだけでジーンとくるものがあったんですね。大会でも、記念日でも、そんな珍しい日じゃなく、ただただ普通の練習をやる日にそう思えるようになったんですね、自分も。

押し付けない事で成長していく子供達。
信じる事で自信を持ってくれる子供達。
見守るだけでがんばってくれる子供達。

それが出来なかった自分。大人の在り方を知らずに、教え込んだりするのが役目だとずっと思っていました。

そんな変化を自分で確認出来た大切な一日でした。

だからね、毎日毎日『ありがとう』をきちんと言える自分になろうと思います。
掃除、トレーニング、今日も一日がんばってくれたみんな!本当にありがとう(礼)