ETV特集 「長すぎた入院」を見て 2月4日

寒いけど、立春!!お天気はよし.。
「寒中お見舞い」は昨日までです。私が手紙を書くときは、この時期、「立春を過ぎたとはいえ寒風吹きすさぶ毎日ですが…」なんて書くと思いますけど、以前より、手紙を書く回数が減りました。

どうでもよい話はおいて、昨夜11時からのEテレ放送
長すぎた入院 精神医療・知られざる実態
ふだんはほとんど、ラジオが友達なので、テレビは見ないのですが、これは見逃せない! と思いました。

ドキュメンタリーです。たまたま3・11の福島の原発事故で、避難区域の精神病院に長年入院していた人たちを追ったものです。

30年40年と退院できずに過ごしていた人たち。
実際は服薬すれば退院できるのに、させてもらえなかった人も多いようです。

退院を阻んだ理由は、国のあり方、病院の問題、家族や地域に受け皿がないことのようです。

原発でこの問題がこのような形で取り上げられたのは、皮肉な話です。

新聞の番組タイトルは「精神科病院大国・日本」とありました。
日本は外国に比べて入精神科病院の入院患者が多すぎると海外から長年指摘されているのにもかかわらず…。

今も退院可能な人が閉じ込められているのが現実のようです。これが誰のためになるのか? 

また、この番組を見ながら、ハンセン病患者の隔離政策と同じなのかという疑問を持ちました。

隔離や閉じ込め、人の一生をそのようにしてよいものか、どうなのでしょう?