日 時 平成30年3月8日(木)13時30分〜15時
西宮えびすの江戸時代における実態について、神社に残る
古文書から説明を受けました。
十日えびすとは、①十日戎大祭、②居籠・逆さ門松、③開門
神事を指す由。
①は、非公開で神職のみで午前4時ごろから執行された。
②は、氏子が家を閉じ、表にむしろを垂らして、巡行する
えびすさまがキズつかないように門松を逆さにした。
③は、もっとも高まった福をいただこうと開門と同時に行う神事(現在の競走で行う福男選び)
さて、江戸時代の実態ですが・・・・・
安政7年の記録によれば、前日(1月9日)は氏子たちは
家に閉じこもり、神社は灯を消して門も閉めました。
また、時を告げる太鼓や鐘も午後6時から翌日の午前6時
までは止められたとのこと。
そして10日になって早朝から神職は出勤してきて門を開け
お祈りをした由です。
なお藩主の松平遠江守も参詣した記録があるとのことでした。