日 時 平成30年3月20日(火)13時30分〜15時
数多いパリのルーヴル美術館の展示物の中から見落とされ
がちなカロンやプッサンの作品をご紹介いただきました。
前者の絵としましては、「三頭政治下の虐殺」(写真上)が示
されました。(共和制→独裁制への移行時)
この絵は背景から古代ローマの出来事であることが解ります
ただコロッセオにしろ、凱旋門にしろ歴史的には同時に造られ
てはおりませんので時系列的には合わず、したがいましてリア
リズムや歴史的な検証とは無関係なものと言えそうです。
後者の絵としましては、「ザビニの女たちの略奪」(写真下)が
紹介されました。
時は古代ローマが建国されて間もない頃で、当時のローマ
には男性に比べて女性が極端に少なく、よってザビニという
地区から女性を略奪してきて、各々家庭を持たせたそうです。
後日 ザビニの男性たちが女性たちを取り返しにやってきま
すが、女性たちはもうローマで家庭を持っていましたので、
結局 ローマとザビニの男性たちを和解させたのだそうです。