長寿社会の宿命

日 時 平成30年5月31日(木)14時40分〜15時40分
 日本は長寿社会で、それはそれで結構なことではありますが、
歳を重ねると他方で不都合が生じます。
 そのひとつが「ロコモティブシンドローム」と言われる症状で、
一口で説明しますと”運動器の障害により、要介護になるリスク
の高い状態になること”です。
 前述の運動器とは立つ・座る・歩く等々、身体運動に関わる
骨・関節・筋肉の総称です。
 ロコモになる主な原因は、①運動器自体の疾患(変形性関節症・変形性脊椎症・骨粗鬆症等)、②加齢による機能不全(筋力低下・持久力低下・反応時間延長・運動速度の低下等)とのことです。
 ロコモに気付くためには、下記の事項をチェック・確認してほしい由。
 ①片脚立ちで靴下が履けない、②家の中でつまづいたり滑ったりする、③階段を上がるのに手摺りが必要である、④家のやや重い仕事が困難である、⑤2kg程度の買い物をして家に持ち帰るのが困難、⑥15分くらい続けて歩くことが出来ない、⑦横断歩道を青信号で渡りきれない・・・等々の項目。
 またロコモテストとして、①立ち上がりテスト(イスから両足または片足で反動をつけずに立つ)、②2ステップテスト(歩幅を維持して大股で歩く)をしてみてくださいとのこと。
 いづれにしろ、毎日・楽しんで続けられるトレーニングを取り入れることですが、まずはできるだけ歩く習慣をつけましょうとのことでした。